piantinaの日記

日本のとある教会で弾いてるオルガニストの毒にも薬にもならない戯言

おおお

こんにちは。

twitterと連動になってからグッとアクセスが伸びた感じがする。ようこそ当ブログへ。基本的に思ったこととか好きなこととか読んだ本とか聴いた曲とかの感想を単につづっていてあまり面白みに欠けるかもしれませんが、文だけはしっかり書いていこうと思いますので、よろしくお願いします。

 

やはり、アクセスがあったのは、こちらですね。画像があるからか!? 

『失職女子』と『最貧困女子』を読んで - asterixxxの○○嫁日記

 

なんか、感想を書くにしてももっと「鋭い意見」とか「おおこれは!」と思わせるような何かがあればいいのに、なんか方向性がよくよくわからないようなとりとめのない文章になってしまっていることをお詫びします。しかも、なんだか「ちっとも貧困じゃないじゃん」というようなところからの感想だし、「こんな貧困が21世紀の日本にリアルに存在していたとは…」というような内容だし、特段酷い虐待を受けたわけでもない(ところどころ小さいことで「どうしてああしてくれなかったんだろう」「どうして私の意見ややりたいことを尊重してくれなかったんだろう」という思いはある)ので、当事者の人から見れば「いいわねぇ」と言われかねない…。

で、でもっ!うちだって「それであんた、よく専業主婦やってられるね」という世帯年収です…でも工夫して節約したりなるべく贅沢しないように普段は生活しているからなんとかできてるわけです。外食や遠方まで出かけるとかしていないからなんとか「プア充」くらいにとどまっていられるのです。子どももいないし、子どもそのものも早い段階で不妊治療などを受けることもあきらめてしまったので、某女性雑誌の主婦の格付けならば「最低ランク」かもしれません。でもその雑誌読まないし自分には縁がなさそうなので最低ランク上等!でもありますが。

でも、リアルな現実として、私の教会にはそれこそ「街の名士さん」のような方も信徒としていらっしゃいますが、「生活がギリギリ…」という方も多く来られます。折からのリストラなどで仕事を失って、再就職活動をするもなかなかうまくいかないで困っている方もいます。鬱やパニック障害などの精神障害発達障害知的障害を持っているクリスチャンの方もたくさんいます。もちろん、教会というものはそもそも性質として地域に、ひいては世界に開かれた存在でもありますので、そういった方々にも「門は開かれていますよ」「大金はポンと支援できないかもしれないけど、せめて食べ物とか生活に必要なものは支援できますよ」という姿勢でありたいのです。そういったことも『最貧困女子』と『失職女子。』をamazonで注文して買って読むきっかけになったのです。

あとは館山に「かにた婦人の村」というキリスト教系の長期の女性支援施設があります。もともとは戦争中に「日本人慰安婦(※)」として身売りをされ、元の家族とは一切の縁を断ち切られ、そういった背景を持つ女性たちを戦後になって保護し、自立を支援するために作られた施設です。もちろん今ではそういった経緯の方だけではない女性もやってくるようですが。それでも施設にいる高齢の方はすでに施設にいることが長期化し、中には施設で亡くなる方もおられるようです。亡くなって遺骨をその方の親族や親戚の方に引き取りをお願いしても断られたり連絡がつかずに礼拝堂の下の納骨スペースに収められているそうです(写真はかにた婦人の村の礼拝堂に設置されているジェンティーリ・オルガンのCD。施設を訪問したときにいただきました。なんと礼拝堂は施設の女性たちが自分たちの手で建てたのですよ!)。

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そんなわけで、つたない私の読書感想文を読んでくださってありがとうございます。この場をお借りして御礼申し上げます。そして、これからもどうぞよろしくお願いします。

 

※「慰安婦」というと韓国・朝鮮半島からの慰安婦というのがメディアの報道でよく知られる存在となっているが、日本国内・日本人でも「赤線」に身売りされた女性たちは存在する。ただ彼女たちの存在や受けた苦しみは歴史の中に葬り去られようとされている。