結婚式のお話
こんにちわ。
「いい夫婦の日(11月22日)」など入籍するにはいろいろ記念になりそうな日が多い11月。しかも秋の結婚式シーズンでもあるし、来年春に挙げる予定の人もそろそろ準備を始めるだろうことなので、自分の反省も含めて(?)結婚式のお話をしようと思います。しかもここ数日、人気俳優さんの結婚話がたくさん出ていてますし。ちなみに私も11月に入籍・挙式しました。我が家での「結婚記念日」は以下の記事に詳しく書いてあります。
もう昨日になっちゃったけど。 - asterixxxの○○嫁日記
で、そもそも結婚式って挙げたほうがいいの?
個人的には挙げたほうがいいと思います。宗教は何でもかまいません。宗教色を出したくないのなら人前式でもいいと思います。
人生の中で自分のために親戚、友人、知り合いが集まるのってせいぜい結婚式かあとはお葬式になってしまいます。しかも今流行りの(?)「ナシ婚」の場合は親戚一同、友人、職場にいちいち挨拶に回るのに非常に大きなコストがかかる可能性があります。実は私の姉が「式は挙げたくない!」という相手(つまり私の義兄)の強い希望で「入籍のみ」でしたが、結局その1年後にウェディングフォトを撮影して親戚に配りました。それを1回で、しかも数時間で済ませられるのならこんな手はないでしょう。親族とごくごく親しい友人だけならばリゾートウェディングなどで「新婚旅行も兼ねて!」という人たちもいますね。ハワイとかで。
結婚式を挙げるメリットとしては…
- (先にも言ったように)いちいちあいさつ回りに行く手間を1つの会場に集めることによって省くことができる。
- 式の準備にあれこれ苦労したことも、時間が経てばいい思い出に。
- 神仏の前で誓うことで「よし、これから2人でいい家庭を築くぞ」と気持ちが改まる。
- 統計的に言われていることで、結婚式を挙げなかった夫婦よりも結婚式を挙げた夫婦のほうが離婚しない(色んなデータが出ています)。
結婚式を挙げるデメリットとしては…
- 準備が大変(特に一切専門の業者を入れない場合)。早くから準備をしないと間に合わなくなる(早めに動いても足りなくなるくらい…笑)。
- どこまで招待すればいいのか分からない、招待する人が少ないのが悩みの種に。仲の悪い親戚がいる場合、招待したらいいのか悩むことも。
- 会場のスケジュールや神職、僧侶、牧師、神父などのスケジュールに左右されて自分たちの希望の日(付き合った記念日など)に式を挙げられないことも。また、クリスマスとクリスマス前の4週間(アドヴェント)とイースターとイースター前の40日間(レント)の期間は結婚式「そのもの」ができません。
- 人前に出るのがちょっと照れくさい(でも高々30分~1時間です)。
だいたいそんなところでしょうか。
信者じゃなくても街の教会で結婚式ができる裏ワザ
普段特に何の信仰もないけれど、教会で式を挙げたい!という人も多くいるかと思います。宗教にのっとった式で一番の人気がキリスト教式。でも「本物の教会」でちゃんと牧師なり神父の資格を持った人に式を挙げてもらうことができます。私自身も教会に通っていて「信者ではないけれど教会で挙式をした」方を知っていますし、時にはそういった方のお式でオルガンを演奏する機会もありましてこの目で見ましたので、本当です。教会、と一口に言ってもいろんな宗派(ここではあえて「教派」といいます)がありますし、カルト一歩手前くらいの教会もあります。「ここを選べば安心!」という教派を以下に挙げたいと思います。
- カトリック教会(いわずと知れた世界最大の教派。ローマ法王やマザー・テレサなどが有名)
- 正教会(いわゆる「東方正教会」。ギリシャ、ロシア、東欧諸国などで盛ん。東京の御茶ノ水にある「ニコライ堂」が有名。きらびやかな内装と神秘的な礼拝が特徴)
- 日本聖公会(英国国教会の流れを汲むプロテスタント。日本には幕末に宣教師が来日し、明治期に立教大学や聖路加国際病院などの施設を全国各所に作った老舗のプロテスタント)
- ルーテル教会(いわゆる「ルター派」。ドイツや北欧で盛ん。音楽の父・J.S.バッハもルター派。)
- 日本基督教団(第三部までの教会ならばOK。それ以降に設立されたところは注意が必要)
これらを挙げたポイントは「江戸末期までに宣教師が来日していること」、「明治期~戦前に学校、病院、施設を作っていること」、「帝大で教えていたり、医者、技術者、教師などを多く輩出し日本の近代化に貢献した」「宮内庁の職員、女官、侍従などがいる」「JRの駅から近い、その町の一等地に教会が建っている」「高額な献金を要求しない、戒律をうるさく言わない」「その町の名士が多い」…などです。あとは、某掲示板の「行ってはいけない教会スレ」をご参考に、気になる教会に電話なりしてアポをとって確認。高額な金銭や信仰を持つことを強要したりと怪しい感じがしたらとにかく近寄らないことが大切。先にあげたところはそういったことを要求したりしません。いただくのは教会堂(建物)への献金と牧師やオルガニスト、お花や会場設営などの奉仕をしてくださる方たちへのお礼だけです。
あくまでも目安例でその人の「気持ち」次第ですが建物10万+牧師・神父への謝礼3万+オルガニストへの謝礼1万+婦人会の方への謝礼1万=15万円といったところでしょう。披露宴を教会敷地内で行ってもトータル100万円前後くらいになります。
信者でない方の結婚式には「結婚講座」がある
特に信仰のないカップルの場合は、日曜日の礼拝後などに「結婚講座」というものがあります。主な内容としては「聖書が教える結婚の意味」などがメインで期間は半年ほど(月1回~2回ペースで)。お式の日が近くなると式次第の打ち合わせやリハーサルがメインになってきます。講座のスケジュールなどもこれは聖職と話し合ってください。突発的な仕事が入ってくる(特にお葬式)ことなどもありますので。
気をつけるべきは…
街の中の教会ですので、いわゆる「ウェディングプランナー」などのスタッフがいません。ですので、すべて自分たちで持ち寄ってくることが原則です。披露宴も教会の横の会館などを使う場合はケータリングの手配やウェルカムボードなども自作する必要があります。引き出物や引き菓子なども「全部」です。控え室になるスペースがある教会もありますが、小さいところだとない場合があります。その場合はあらかじめヘアメイクをしてくれる美容院も自分で探さなくてはなりません。衣装に関しては背中や胸元の露出が多いものはNGですが和装はOKです(それこそ戦前は白無垢などの和装がほとんどだったので)。ホテルや結婚式場の場合は「持ち込み料」が発生しますが、教会の場合はありません。裏を返せば、「全部自分たちの手作りでやりたい!」というカップルにはオススメです。
あとがき
あくまでも自分はクリスチャンで教会で式を挙げて披露宴も行ったので、非常に「キリスト教に偏った」書き方になってしまいました。まぁあくまでも、私の個人的な体験を元にした話ですので、参考程度に読んでいただければと思います。