piantinaの日記

日本のとある教会で弾いてるオルガニストの毒にも薬にもならない戯言

あくまでもイメージですが

近頃、こんな記事を見かけた。

 

生活保護受給者 「私たちはタバコ吸ってはいけないの?回転寿司に行ってはいけないの?」

 

それともうひとつ、これはある席にお邪魔して聞いた話でなのだけど、ある方(年配男性)「まったく、生活保護なんかもらってパチンコだギャンブルだ使うんじゃないよ!その前に働けってんだ」と言っていたことがなぜだかひっかかってしまったのです。

 

私は生活保護を受けているわけではないし、ある意味「他人の金」で生きているというところにおいてはある意味で「生活保護」に近い生活を送っているのかもしれない(養っているのが単に国なのかそれとも一人の男性なのかの違い)と思ったのです。

 

私の思う「生活保護受給者のイメージ」というのは、

  • 生活保護をもらっていると、エアコンが家につけられない。
  • 生活保護をもらっていると、車を持てない。
  • 生活保護をもらっていると、テレビが見れない(ケータイやスマホは知らない…)
  • 生活保護をもらっていると、家賃が安いところにしか住めない(これは大和彩さんの『失職女子。』を読んで知ったことだけど)
  • どうやら医療費はタダらしい。

くらいのイメージしかわきません。

さて、法律も専門的に学んだわけでもないし、福祉に関しても知らないことが多いのでこの手のことはよくわからない世界だというのが私の現状です。

ちなみに私は、

  • 服、下着は差し迫った事態(たとえば冠婚葬祭に呼ばれたのに着るものがない!とかパンツが破けたとか寒いのに靴下がボロボロなど…)がない限りは買わない。
  • ギャンブル……もってのほか!!
  • 回る寿司……回る寿司すらここのところほとんど行ってない。スーパーの惣菜のお寿司で十分安くておいしい地域に住んでいるので行かない。
  • タバコ……タバコは吸わない主義だし嫌いです。
  • 病院は2ヶ月に1回くらいは薬をもらいにいくレベル。
  • 旅行は猫がいるので行ってないというより猫が心配なので行かない。
  • 節約、節電、節水…当たり前です。

といったところです。まぁ、月に1回くらいは一度回転寿司に行って食べるのがせいぜい大人一人10枚と考えて1000円くらいまでは回るお寿司も悪くないんでしょうかね?
ただ「世間の目」的にはギャンブル、酒、タバコ、海外旅行は「つつましく暮らしているべき」な生活保護受給者にはハッキリ言えば「ぜいたく品」とみなされても当然かと思います。病気が理由なのなら病気の改善(働けるレベルに健康状態を戻すこと)にベストを尽くすべきでしょうし、失業が理由なのなら就職できる、または何らかの方法で生活の建て直しができるようになるようにベストを尽くすべきであって、その間の「文化的な最低限の生活」を保障するものが「生活保護」なのではないかと思っています。

私は別にここで生活保護受給者を叩いたりDisったり蔑んで見たりしたいわけではありません。「国か男性か」の違いで他人のすねをかじって生きているという点では専業主婦も生活保護も大して変わりが無いと思うのです。まぁ自分自身みたいな属性の人間は有職の方や子どもがいる方からは「なんで働かないの?」「なんで子ども産まないの?」と叩かれて当たり前だと思っています(働く気はあるんですが、田舎在住だし転勤でしょっちゅう辞めないといけなくなるので…)。ただ、これ、大和彩さんの言葉を借りれば「テンプレ・クソ・コメント(略してTKC)」ですねぇ。しょっちゅう言われると「あーまたかそれ」となります。


色んな理由、経緯があってもらっている人たちだってたくさん居るんでしょうから一概には言えませんが、ただ、「自分は生活費を国からもらっていて当然」と思って胡坐をかくことが問題なのではないでしょうか。また生活保護を受ける必要の無い人に生活保護が渡ってしまって、本来受けるべき人に生活保護が行き届かず苛酷な環境下にずっと居る人たちもいるわけです。

私自身は貧困問題に関してはそれほど詳しいわけでもないし、貧困を体験しているわけでもありません(まぁどちらかというとプア充を目指しているのかもしれないけれど)。できることならばそりゃバリバリ稼ぐ人になりたいという思いもないわけじゃありません(ただ、日曜日に休めて、突然の休みが認められる仕事で無いと厳しいので結局専業主婦のままになってしまっている)。