piantinaの日記

日本のとある教会で弾いてるオルガニストの毒にも薬にもならない戯言

決して自分大好きではない。それだけは言いたい。

長谷川豊 公式ブログ 『本気論 本音論』


自分のことが大好きだって?

自分のことが大好きだって?

自分のことが大好きだって?

(ついつい驚いたので字を大きくして3回も言ってみてしまった)


たしかにこの方が言わんとしていることはわかる。
日本の少子化関連の会議に出ている女性っておそらく「キャリアウーマンでかつ子持ち」
う~ん、分かりやすくたとえたら勝間和代」さんのような感じの女性かな?めちゃくちゃ頭が切れて仕事もできて、子どももたくさん産んでいる(3人くらいだったっけ?)ようなタイプの。

そもそも少子化関連に「専業主婦(夫)タイプ」をメンバーに入れていないというのがオカシイというようなことも書いていらっしゃったけれども、もちろんそれだけじゃなくて独身の人だって、シングルマザーもシングルファザーもいろんな属性の人がそういった会議に呼ばれるべきなのではないかと私は思うのです(DINKSでもうちみたいなSINKSでもw)。

そりゃぁー夫の発達障害発覚とかなければ子ども産みたかったですよ。私だって。
発達障害は必ずしも遺伝するとは限らない場合もあるけれど)。
でも子どもを持つ前に猫がもうすでに2匹もいますし、仮にめでたく妊娠できたら猫たち捨てちゃうのかというとそんな「人でなし」なことデキマセン。
(たまーに「子どもができたから」と猫捨てる人いたりしますが、あれは発覚した場合動物愛護法に引っかかって罰金取られます。)

ただね、「手に入れてしまった快適さ」があると、それはそれで「それを今更変えたくない!」なんて思う人はいるのではないでしょうかね?
でも、現状の日本では教育費もかかるし、何かと習い事をさせたいとかあるとさらにもっとお金はかかってくる。学校だって公立や国立で全部すめばいいけれど国立大学だって値段は上がっているし、なにより私立なんかに入れようものならお金はかかります。それだけじゃない。「生きてる」んだから食べるし服は着るしでいろいろかかるわけです。

ニューヨークのど真ん中では少子化ではないという趣旨なのですが、そりゃ、お母さん手に仕事があれば2人も3人も4人も(!?)子ども産めますよ。これは私の半径数10メートルの話ですが、お隣の保育園の保育士さん(保育士はやはり資格職だしニーズはおそらくこれから増えてくる)、産んでる人はどんどん産んでますよ。だから、「専業主婦ならたくさん子どもが産める」というのはちょっと間違いかな、と思います。

でも、私は決して自分のことが好きだというわけではありません。それだけは言いたいです。
自分のコピー(少なくとも半分は)なんて居たら嫌になってしまう。
たしかに「子どもを妊娠したら自分はピアノを辞める」と公言していますが(あまり公言している感はないかも)そりゃ自分の趣味なんてさておき、子どもに習わせたいのです。せめて自分の子どもにはこの世にはこんなにもたくさん素敵な音楽がある、ということをわかって大人になってもらいたいという願いがあります。もちろん自分以上に才能があってその道で食べていくほどになっても何も思いませんし、大人になって辞めてしまってもそれはそれで仕方が無いかなと思います。

でも、「辞める理由」になる子どもを授かれないのですよ。。
もう、神様から「音楽やってろ」といわれているに等しいのかもしれません。
もちろんその、、、子作りをあきらめてしまったから、それ以降年単位のレスなわけだけど、レスられも年単位に入ってくると変な「プライド」が生まれてきて、「誘ってこようもんなら絶対断ってやる!」と思えてくるのです。

さてさて、話は変わりますが朝のドラマの「マッサン」マッサンとエリー(本当はリタさんだけど)夫妻に待望の赤ちゃんが…!となるも、エリーが階段から落ちて子どもを流産。もともと極度の貧血体質であったエリー。マッサンは医者から「仮にまた妊娠できたとしても出産に身体が耐えられないでしょう」ということを告知され、涙ながらに「自分たちの血を引いた」子どもをあきらめざるを得ないといけない、という状況になってました。この時代は「外国人の奥さんが居る」というだけでも奇異の目で見られたでしょうが、さらに「子どもがいない」というのも不思議がられる要素だったかもしれません。どうやら実際の話では養子を迎えるようですが、それはどうなるやら。
でも、「子どもを持たない人生」「夫婦二人でやっていく」ということを受け入れるのにはやはりドラマも現実も当事者にとってはとてもとてもつらいことなのです。

別に私はそれをわかってほしい!とは思いません。
この少子化の時代ですから私のような人間(子どもなし専業主婦)は「わがままだ」だのなんだの叩かれて当然だろうなぁと思っています。