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piantinaの日記

日本のとある教会で弾いてるオルガニストの毒にも薬にもならない戯言

悲観しなくても大丈夫。

日記 趣味

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みなさんこんにちは。
今回は炎上覚悟で書きます。

これはフィギュアスケートだけではないかもしれないけど、スポーツ報道でモヤモヤするのは、「優勝した選手(またはチーム)」が誰(どこ)で、一体どんなプレーをしたのかが報道されずに、いきなりバンっと「日本は○位でした」だけ報道されること。ひどいと日本(チーム)選手の順位だけしか言わないこともありました。いくらなんでも上位選手が誰だったのかくらいは知りたいのに、最近は変だなぁと思っていました。

しかもマスコミ的に「オイシイ」競技だけ大々的で、見向きもされない競技もたくさんあるのに。

昨年の全日本(今年じゃないよ)では、「優勝した鈴木明子さんの演技がどんなだったかせっかく見たいのに、真央ちゃんばっかりで…」と教会に来ている人がこぼしていたのを覚えています。やっぱり世間の関心としては「この選手が優勝したのか見てみたい、優勝できなかった他の選手とは一体どこが違ったのかちっともわからないんじゃ意味が無い」ということでしょう。


日本はトリノシーズンの2005年末くらいからフィギュアの報道量がドッと増えたと思います。まぁ、その時は五輪出場経験がありそこそこ実績がある荒川静香さん、村主章枝さん、女子初の4回転ジャンプを成功させた安藤美姫さん、中野友加里さん、そしてシニア初参戦の浅田真央選手といった構図で、「ピリピリモードのお姉さんたちの中、ノンプレッシャーの真央ちゃん!」というのは興味深かったんだろうなと思います。


だけどもそれ以降、なんとなくフィギュアの女子シングルに関する報道は変になっていったように思えてきました。
ちょっと前ならそんな感じがあって、なんだか実況の解説者もあいまいな表現で言っているものですから、後で点が発表されると「あれれ?完璧に見えたのになぁ」という感じになっていたように思います。
あとはなんとなく、ここでははっきり名前は出しませんが「ホントは実力のある悪役選手」と「ヒロイン選手」のようになってしまって、ヒロイン選手の技術的アラを探そうもんなら、ある意味解説者は”処刑”されてしまうんではないかと、解説者も”処刑”を恐れて「言いたいこと、指摘したいこと」が言えないのが現実だったんじゃないかなと思います。


それは今は多少回転不足やエッジエラーなどの細かいところまでやっと解説者が言ってくれて「うわ~こんな細かいとこまで見られてるとは…!」と改めて実感しました。女子選手のジャンプの回転不足判定を取られる理由ですとか、なぜこのワザが減点されるのか、解説をする人がしっかりと、そしてわたしたち視聴者にも「ああなるほどこうこうこういう理由があって今のは減点されたのか」とか「一見完璧に見えても点が伸びないのはこういう採点上の仕組みがあるわけなのか」とわかりやすく説明してくれるようになったのです。いい流れだと思います。


何よりも今シーズンは割と国際試合でも色んな若い選手が見れて、「この子、そのうちどんな演技するんだろう?」みたいに思えてきます。何だか今のトップ選手のトレンド(?)はスケーティング技術の高さに加え男子は4回転および4回転のコンビネーションジャンプ、女子は回転不足を取られないエッジエラーを取られない3回転―3回転のコンビネーションジャンプを標準装備、って感じに思えてきます。表現力ももちろんですが。その流れを作ったのはおそらく、バンクーバー五輪で金、ソチ五輪で銀メダルのキム・ヨナさんのスケートがそんな感じだったのが、みんなやるようになってきたんじゃないかと思います。以前荒川静香さんが著書でおっしゃっていたように「キム・ヨナさんは”表現力の人”という見方をされがちですが、私には技術力の人に見えて仕方が無いのです」ともありましたし、今の世界的傾向を作ったというところでは彼女は高く評価されるべきでしょう。


さて、これまでトップを引っ張ってきた安藤美姫さん、鈴木明子さんが相次いで引退し、浅田真央選手は「ハーフハーフ」で休養に入っていってしまって、果たして誰が代表になるんだろうとシーズン始めには思っていました。


そこに、ロシア杯(ロステレコム杯)で優勝した、本郷理華選手が出てきました。
上背があって、顔立ちも女優の杏さんと加藤ローサを足して2で割ったようなハーフっぽい顔立ち。
リンクの上でも10代とは思えないような大人びた雰囲気と表現力がありました。
補欠で出場したグランプリファイナルでも健闘していました(出場できるだけ素晴らしいことですが)。
今回はいい演技だったにもかかわらず2位。
だけども、まだまだこれで終わったわけでもありませんし、
めげずに自分の魅力をどんどん出していったらいいと思います。


あとはジュニア選手ですが、樋口新葉(わかば)選手。まだ13歳の中学生です。
2001年産まれの選手です!(驚)2001年っていったら大学生でしたよ、私(笑)
なんとなく滑りの雰囲気はあの伊藤みどりさんをちょっと彷彿とさせる印象でした。
憧れの選手は安藤美姫さんとキム・ヨナさんだそうですが、どんな選手に化けて行くんだろうか?と楽しみになりました。
しっかりしてそうですし、あと2年くらいしたらシニアになりそうな感じです。


全日本で優勝した宮原知子選手。昨年からも実力が出てきましたが、ついに全日本初優勝。おめでとうございます。
小柄でありながらも負けん気の強そうな、奥に何かのパッションのようなものを秘めた雰囲気。
メンタルも強そうですし、将来エースになれる可能性アリでしょう。
どこかに「芯の強さ」を感じさせるようなイメージを持ちました。


でも、フィギュアのシングル選手ってやっぱり「個人プレー」のスポーツで、
大観衆の中にたった一人で出て、練習してきたものを出す。
自分との闘いでもありましょうし、当然のごとくライバルもたくさん居る。
トップになればなるほどどんどん「国を背負って」「枠を取らなきゃ」というプレッシャーが重~くのしかかる。
それには「精神力が強くないと無理だな」と思いました。
負ければ叩かれるし、ヒロイン選手に勝ってしまえばそれはそれで叩かれる。
「何言われても大丈夫!私は私!」というタイプでないとやっていけないだろうなと思います。
あの安藤美姫さんだってひきこもりになったり「自分をものすごく嫌いになった時期があった」ともおっしゃっていましたし。


ちなみに余談ですが先日安藤さんの誕生日だったので彼女に関するツイートをしたらお返事をいただきました。
有名人だからエゴサーチをしているんだろうとは思いましたが、
まさかまさかテレビの向こう側の人から返信をもらえるとは思っていなくて、驚きでした。
ファンを大事にされる方なんだな、応援してくれる人にきちんとお礼が言える人なんだな、と思いました。


なんか、悲観する必要ないじゃん、と彼女らを見て思いました。


他にも沢山ジュニア選手が滑りましたが、皆さん技術も表現力もスケーティングも速い。
強くなったロシア勢とも十分に張り合えるような印象を持ちました。
ちょっと前まで「やっぱり浅田真央選手に復帰してもらわないと…。」という雰囲気が出ていましたが、「今の日本女子の若手も大丈夫じゃん!むしろ次の五輪までに色んな国際大会の場数を増やしてあげれば、確実に上位に上がれるかもしれないんじゃ?」と思いました。
まぁ、まだまだしばらく時間はかかるかもしれませんが。
浅田さんの決断もあるでしょうし、連盟のほうでもいろいろと調整をつけるのも大変になってくるでしょう。


国際試合に沢山出場する機会が増えてくれば、彼女たちは確実に日本を背負って五輪に出られるのではないかと思います。
かつて安藤美姫さんや鈴木明子さんなどがリードし、世界の強豪選手を相手に頑張っていたように。
私の思いとしては、彼女たちをもっともっと「これまで憧れのお姉さんたちが出ていた試合」に出させてあげればなぁということです。

大丈夫、まだまだ日本女子は十分強豪になる可能性はまだあると思います。
でも、どうして「そういう楽しみな選手がいるよ~だからソチが終わって日本のトップ選手がゴッソリ抜けても大丈夫!」って報道もなかったんだろう?