piantinaの日記

日本のとある教会で弾いてるオルガニストの毒にも薬にもならない戯言

うちのめいちゃん(ネコ・雑種?・メス・1歳8ヶ月)が急性腎不全になってしまった。

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うちのめいちゃんです。近影ではありませんが。

 

我が家にはネコが2匹いる。
どちらもメスネコで、どちらも拾ってきたか保護されていた猫の里親に名乗り出たかどちらか。申し合わせたかのようにどちらもトラ柄でしっぽは長いのだが、1匹は今住んでいる千葉の南端の生まれで、1匹は私と同郷。
さらに1匹はグレー×黒のサバトラで、もう1匹はこげ茶×黒のキジトラで最近は大きさに差もなくなってきたのでますます事情をよく知らない人からは「同じ親から生まれたきょうだい」と間違われている。

 

で、タイトルのとおり、写真のめい嬢(避妊済みメスネコ・1歳8ヶ月、サバトラ、千葉県出身)が年末くらいからどうもやたらとコタツで寝ている。なんだか「睡眠欲>>>食欲」になってしまったのだろうか?まぁ「寝子」と書いて「ネコ」というのだからよくあるのかなぁと私達人間は思っていた。人間たちはとにかく自分のクリスマスで大忙しだったのでネコの様子がどうかを細かく観察する余裕も無かったのだ。

 

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だけど、ふとあることに気がついた。

 

寝てるのはいいけど、ちっとも食べていないじゃん。

 

ということだった。さすがに栄養を取らないといくらなんでも死んでしまう。
あわてて私達はより食べやすそうなウェットタイプのえさを食べさせた。少し食べた。


どうやら、水だけは飲む。オシッコはしている。だけどウンチは……。
これに気づいたのはちょうど年が2014年から2015年に変わるあたりだっただろうか。しかし、世の中は年末年始。当然動物病院だってお休みだ。人間の病院だってお休みになるというのに。

というわけで、世の中では仕事始めにあたる昨日、電話でかかりつけの動物病院がやっていることを確認してからめい嬢と、そして「ワクチン接種を受けてください」と去年の12月に言われていたもののクリスマスでそれどころでなかったもも嬢(メス、10ヶ月、キジトラ)もついでにセットで見てもらおうということで、朝いちばんで病院に駆けつけた。

めい嬢はなんとか採取した彼女のものと思しきウンチを持参し、彼女の体調の悪さ(いつから、どんな症状かなど)を獣医さんに伝えた。そこで「まず血液を採取してスクリーニングにかけましょう」ということになった。その待ち時間の間にもも嬢のワクチン接種をしてもらった。

 

スクリーニングの結果、めい嬢は「急性の腎不全」ということが発覚した。

軽度~中程度くらいの数値が出ていたが、腎臓の細胞というのはもとにもどらない。私達夫婦はめい嬢を入院させるか、この1週間集中的に輸液のために通院させるかの選択に迫られた。結果入院することを選択することになった。

 

余談ではあるが、実はめい嬢はお母さんでもあるしろちゃん(猫種謎、メス、たぶん7歳くらい)が昨年の春に「猫白血病」が発覚し、ご町内No.1の美貌の持ち主だったのが口の周りが真っ黒になり歯も抜けてやせ細った猫になってしまっていたのだ。元気だった頃はおすし屋さんの看板猫で非常に人懐っこく、しばらく会わなくても覚えてくれるくらい賢い猫だった。そんなしろちゃんのおそらく「最後の子ども」であろうめい嬢も昨年、検査の結果「猫白血病」の陽性反応が出てしまった。おそらく妊娠または母乳による垂直感染だろうということだった。

 

めい嬢の入院の同意書を私が書き、そして同意書を看護師さんに渡した。
めい嬢はこうして1週間(あと5日)の間、私達とは離れて1匹で病院に入院することになった。
家に戻ると、なんだかいるはずの存在がいない妙な気持ちになった。
それは夫も同じだった。
なにせ1年半以上めい嬢は我が家の太陽でもあり、ちょっとおてんばでお茶目で甘えん坊なところもあったけれど人間と一緒に居ることが大好きな猫だったから、もも嬢1匹だけになるとその存在の大きさを実感せざるを得なかった。

―めいちゃんは病院で適切な治療を受けてちゃんと週末には帰ってくる―

それは理性の上では分かっていても、感情の部分ではなかなか受け入れられずにいた。

私達はその後、「あれがいけなかったのか」「これがいけなかったのか」「あの時気づいていれば」と自分達を責めてしまった。でもいくら悔やんでみたところで時間が帰ってくるわけでもない。とにかくできることはめい嬢がさびしがらないようにたまに病院に面会に行ったり(今日行くけど)、めい嬢の回復を祈るばかりだ。そして、帰ってきたらこれまでよりも精一杯の愛情を注ぎ、彼女の健康を増進させることを念頭に置かなければならない。