piantinaの日記

日本のとある教会で弾いてるオルガニストの毒にも薬にもならない戯言

ピアノのレッスンに行くことをやめることにした。

みなさんこんにちは。

 

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私は、かれこれ5歳の頃から30年近く音楽教室、またはピアノの個人レッスンをずっと続けてきました。もちろん途中、受験や就職活動などで休止することはあっても、あくまでもお休みを1ヶ月か2ヶ月ほどいただくだけで、受験が終わったらそこでまた再開する…という形をとって続けていました。

 

特に今通っている教室は、社会人になるときに『ケイコとマナブ』という雑誌をぱらぱら見ていて、ヤマハグレード試験合格に自信があります!という文句が目を引いたのと同じ区内で当時働いていたので定期券でいけるという理由で実家近くの教室を辞めてそこに入ることにしました。当然のごとくグレード試験の合格を目指して受かるためのレッスンを受けてきました。

 

結果的にはグレード試験を受けることもあきらめてしまい(というかなかなか終わりが見えなかったから私が疲れてきたというのもある)、それでも「ピアノを弾くのは辞めないで欲しい」と言われてなんとかレッスンを受け続けていました。もうその教室とはかれこれ10年近くの付き合いになります(厳密には10年ではないけれど)。ですから急にクリスマスコンサートに出て、と言う話もあったのです。

 

ひとり反省会@クリスマスコンサート2014 - asterixxxの○○嫁日記

 

今では遠くになってしまったので、通うだけで交通費が5000円近くもかかってしまうけれど、帰りには芝浦からレインボーブリッジを通り湾岸線に入ってアクアラインへ向かいます。その間東京タワー、スカイツリー、ゲートブリッジ、そのほか高層ビルの夜景を見れる瞬間が「高速バスで通ってよかったかも」と思う瞬間でした。

 

先にも触れたとおり我が家のネコがリンパ腫という重病にかかってしまいました。人間と違ってネコの医療費というのはバカになりません。なにせ10割負担ですから。でも飼い主としてはほうっておくわけには行きません。猫が適切な医療を受けるためならば人間は少し節約をしたりやりくりをしてなんとかせねばなりません。

 

ピアノはバス料金が値上がりして月1回しか通うことができなくなってしまったのでチケット制で通っていました。チケットは有効期間が半年で30分のレッスンを5枚つづりで2万2千円という形でした。私の場合は曲が長かったりするので30分では収まらず半年の有効期限でも3ヶ月で使っていました。それも今年からは2ヶ月に1回ペースに落して年間で4万4千円にしようと考えていたのですが、まさかまさかのこんな事態ですからもう悠長にレッスンに通うことができなくなってしまいました。「地元で習えばいいじゃん」という話もあるかもしれませんが、それでも私の場合は交通費がゼロになっても月謝が万単位になる可能性は否定できません。それならばやはり「ネコの医療費優先」になっていきます。抗がん剤治療が始まれば諭吉さんがポンポン飛んでいってしまいます。

 

そんなことで我が家は毎月3万円をお給料から貯金していたのですが、3万円のうち、2万をネコの医療費に、1万を貯金にすることにしました。ネコの医療費用の口座を開くことにして、そこにやりくりして月に3万5千円くらいは入金できるか、ということになります。それでも足りなくなったらパートでもしないと間に合わないということですが、う~ん、私にパートが勤まるのだろうか。

 

これまでだいたい雇用形態は何でも、書類は通っても結構面接で落とされたりすることも多かったですし、アベノミクスで、退職者増加で、人手不足!とテレビで言っていますが、「いやぁ、いくら人が足りないす○屋でも私は雇いたくないだろうな…」なんてネガティヴになってしまいます。だってテキパキできないし、愛想も悪いのでああいう仕事は仮に運よく採用されてもすぐクビになるんじゃないか…とか思えてしょうがないのです。実際人に話したりなんてしてませんが、そういうことはしょっちゅうでした。悲しいくらいその手の仕事には向いてないのです(Mックだったらできるかもしれないかな~マニュアルだし。でも人いらないくらい今空いているんだろうな…)。

 

なんだよ、働くのが怖いのか!?とお思いかもしれませんが、やっぱり仕事には「向き、不向き」と言うものがあると思うのです。「ネコの手でもいいからアルバイトさん、パートさん募集!」とあってもそりゃ人事権を持っている人だって「選ぶ権利」くらいあるだろうと思うのです。できるかぎり「そこの職場の求めるスキルを持っている人」や「職場でちゃんとやっていける人」や「何かのトラブルを起こさない人」を選びたいわけです。

 

んじゃぁ、接客じゃない清掃とか惣菜作りのパートなんてどうよ?と思われそうですが、それもそれで…まぁ、以前某大手企業の社員向け弁当工場で働いていたことがありますが、ああいうラインの仕事はまぁまぁ流れに慣れてくれば楽しかったし、結構「おばちゃん率」が高いので逆に若いと結構かわいがられたりして、夫の転勤についていくために次の更新ができずに退職してしまいましたが、なんだか仲良くなったおばちゃんたちに「惜しまれながら」その仕事はやめざるを得ないことになってしまいました。

 

もちろん厳しいところはありましたが、それはあくまで「仕事の上でそうしている」だけで、それこそ今問題になっている「異物混入」や食品を取り扱っているからこその「衛生の厳しさ」を教えてくれているので、休み時間に他愛の無い話をしたりするのは楽しかったです。でも、そういうのは入ってみないとわかりませんし、偶々その職場は「環境に恵まれた」ところでした。当たり外れは結構あるのです。

 

話が大幅にずれたので、軌道修正。
とにかく、「もう飼っている猫が重病ですし、経済的な面でも、めいちゃん(ネコ)の幸せのためにももうレッスンは受けられなくなりました」ということで、ちょっと当初教室に入会したとは思っても見なかった形で教室を一旦やめることにしました。あくまでも「再開する」つもりで、まったく音楽そのものをやめてしまうということはありません。何かチャンスがあればその教室に戻るかもしれませんし、「独学でできる」自信がつけば独学になってもいいかなとも思っています。先のことはわかりません。もちろんレッスンは今月はまだ最後のチケットが残っているのでその辺の話をきちんと先生に話せる機会があります。