piantinaの日記

日本のとある教会で弾いてるオルガニストの毒にも薬にもならない戯言

抗がん剤治療第3週目突入。

前の記事にも書いたとおり、昨日はめいちゃんの「抗がん剤治療の日」でした。
これで3週目に入ります。

 

連れて行く前からどうもご機嫌だけはナナメなめいちゃん。
とはいえ、大事な治療の日でもあるので、ここは彼女に頑張ってもらわないといけません。でも「頑張って」というのはどこか当事者でもある飼い主の私が言うにはなんだか「突き放している」感じがするのでいい表現じゃないなぁと思います。

 

ですので、「頑張ろうね」と言いながら病院へ連れて行きます。
これは特にリンパ腫がわかってからそうしているのではなく、いろんな治療を受けるときにもそうやってめいちゃんには言い続けています。もちろん、後輩猫のももちゃんが何かの治療を受けるときもそうやって声をかけています。

 

というのも、連れて行く飼い主として、患者(うちの場合は猫だけど)の様子を獣医さんに話せる(話さなければいけない)のは私しかいません。たまに夫が運転手も兼ねて一緒に来るときもありますが、基本的に猫の様子や状況を獣医さんに伝えるのは私の仕事になってしまっています。これは私自身がよくよく病院にかかっていたこと(たいして自慢にもなりませんが)もあるかもしれません。

 

内科的(ほぼ精神科や心療内科ばっかりだけど)なことでも病院にかかっていますし、外科的なのも子どもの頃にしょっちゅうやらかしました(単にドジだっただけではありますがしょっちゅう大きな怪我をして、「まるで男の子みたいだ」と言われたことも…)。そんな意味では親には迷惑を掛けまくったなぁと反省しつつも、でもやってしまったことだし、いろいろと付き添ってくれたりした親(とくに母)には感謝です。今ではうちの猫たちのことをまるで「孫のようだ」と言って、とくにめいちゃんの心配をしてくれています。

 

で、案の定、ご機嫌ナナメなので、皮下点滴を打っているときには獣医さんの肩に乗ろうとするし、血液検査の結果今回も抗がん剤治療が大丈夫だったので抗がん剤を打っているときは私の右手の親指を本気咬み。ちょっと血が出たのですが、痛いです。でも指のどこかを怪我しながらもレッスン受けたりとかピアノ弾いてるとか普通なので消毒液をつけてもらってそのまま特になにもせずにピアノへいきましたが。

 

ちなみに、めいちゃんの血液検査の値の変化はこんな感じです。(赤色の数字は正常範囲外のもの)

白血球数(正常値・猫:5000~19500)
15200(1月5日)
13600(1月8日)
16100(1月16日)
↑21200(1月23日)

 

以下は貧血度合
RBC(正常値・猫:500~1000)
602(1月5日)
240↓(1月8日)
351↓(1月16日)
422↓(1月23日)

HGB(正常値・猫:8.0~15.0)
10.3(1月5日)
↓3.7(1月8日)
↓6.5(1月16日)
↓7.9(1月23日)

HCT(正常値・猫:33.0~45.0)
36.5(1月5日)
↓13.9(1月8日)
↓19.0(1月16日)
↓25.7(1月23日)

      

腎臓の数値
UN(正常値・猫:8~30)
↑88(1月5日)
↑42(1月8日)
↑35(1月16日)
30(1月23日)

CRE(正常値・猫:0.6~1.6)
↑3.3(1月5日)
↑2.5(1月8日)
1.1(1月16日)
1.0(1月23日)

 

白血球は思っていた以上に多く、依然として貧血傾向ではありますが、緩やかに数値が上がっています。腎臓の数値は23日時点でほぼ正常値に戻りました。

 

今回の抗がん剤は最初の抗がん剤と同じビンクリスチンでした。
次回のはどうやら獣医さんいわく「効果が強いものですが、同時に副作用も強く出るので、今の時点ではやらないほうがいいかも」とのことで、血液検査などの検査はしても抗がん剤治療は次々回がまたビンクリスチンなのでちょっと対応を考えてくださるようです。

 

ただ、待っている間に他の猫を連れた方から「この地域ではココの病院が一番腕がいいのよ」と教えてくださいました。たまたま私は知っている人が猫を今の病院へ連れて行っているので、「じゃあうちの猫もここで」と深く考えずにかかったので「もしかしてめいちゃんに関しては最初からここで正解だったかも…他だったら死んでたかもしれない」と思いました。

 

どうやらその方の猫ちゃんも肺かなにかの難しい病気にかかったことがあるらしく、他の獣医さんにかかったときに「その病気は治せないですよ」といわれたそうです。確かに説明も丁寧ですし、非常に親身になってくださいますし何より「院長先生が本当に動物(特に犬や猫)を1匹でも多く救いたい!」という方なので安心できます(その代わり皮肉っぽい冗談はよく言いますが)。

 

そろそろ第一回目、第二回目の抗がん剤が効いてきたのか、治療が非常に体力を消耗させるものなのか、めいちゃんは帰ってからぐったりしていたようです(夫談)。ちょっと心配になるような感じも受けまして、なかなか眠れません。ああ、替われるものなら替わりたい。めいちゃんが元気いっぱいで自分が重病人のほうが圧倒的に医療費もかからない(とはいっても入院代とか猫の比ではないかもしれないけど…)し、大して何の役にも立ってない自分が病気なほうがよっぽどいいかもしれないと思えてくるのです。

 

確実に私、ペットロスになりそうかも…(ていうかすでに抑うつ状態くらいにはなっているのかも?)あまりひどいうつ状態になってしまったら精神科病棟入りかもしれない(入院しなくても問題なくやっていけるかもしれないけれど、家に居ると居たで結局「無理してでも元気に振舞わなきゃ!」と思ってさらに悪化する可能性があるので)。