piantinaの日記

日本のとある教会で弾いてるオルガニストの毒にも薬にもならない戯言

急変、そして……

しばらく更新が止まってしまいました。

度々で申し訳ありません。
ブログをなかなかアップできる精神状態ではないことと、動物病院と家を行ったり来たりの繰り返しなのです。
またしばらく書けない日々が続きそうですが、気長に待っていただけると幸いです。
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この写真が私のスマホに残る、めいちゃんの最後の写真です。
 

急変

めいちゃんが具合が悪くなったのは金曜日の夕方からでした。前のブログ記事にも書いてありますが、土曜日になっても良くなるどころか様子がおかしいので、朝一番に動物病院に連れていきました。
 
あまりにも危なっかしい状態に、獣医さんも驚いていました。
急遽、入院が決まりました。土曜日はともかくも日曜日は礼拝があるのでどうしても看護にあたるわけにはいかないのです。「少なくとも家にいるよりはマシ(すぐに獣医さんが対応してくださる)」ということで、入院させることにしました。
 
 
日曜日の午前中に「意識がない」という連絡を受けて病院に行きました。
点滴がされていながらもわずかながらに反応がありました。
私と夫が帰った後にけいれんを起こしたようです。
 
昨日(月曜日)には朝動物病院から「自力で呼吸ができない状態になっています」と連絡が入りました。幸いにして着替えてはいたのですが、メイクはまだだったので、スッピンにめがねといういでたちで病院へ向かいました。耳を触ったりすると後ろ足を動かして反応してくれました。目はずっと開いたままで「このままじゃドライアイになってしまう…」と思いましたが、何をやっても目を閉じることなく、ずっと目は開きっぱなしでした。ものが見えているかどうかも微妙なところでした。
 
「この状態から回復することはおそらく奇跡が起きない限り無理でしょう」と獣医さんからは言われました。でも心臓は動いていて「まだがんばっている」のが痛いほどに伝わってきました。
 
 
今朝は買い物に行くつもりでしたので、動物病院の前を通って、様子を見に行きました。
心臓は相変わらず動いていました。でも呼吸はやはりできていないようです。
昨日は機械を使っていたのですが、手動で呼吸をさせている状態でした。
「午後、もしくは夕方がヤマでしょう」とのことでした。
確かにこれ以上頑張らせるのはもうかわいそうになってきましたし、短い生涯ではありながらもその大半は人間に飼われて愛されてきました。飼い主として十分にかわいがってあげたつもりでいます。最後、つらい治療を受けさせてしまったけれども、よくがんばったね。ありがとうという気持ちでいっぱいです。最後にこんなにも頑張り屋さんなのかとこちらが驚いてしまったほどです。
 
 
でも、「なんか具合が良くないぞ」というのをそのまま放置していたとしたらどうでしょう?確かに家で最後を看取れるかもしれませんが、それはそれで「どうして病院に連れて行かなかった?」ということでずっと後悔し自分を責めつづけると思ったのです。どっちを選んでもきっと自分達の選択を後悔することはあるかもしれませんが、「そのときできるベストは尽くした」ともう思うしかもうありません。
 

たかが猫、されど猫

「こんなにも猫、猫と騒いで」とお思いの方もいらっしゃるでしょう。
ただ、私にとってのめいちゃんは「ただの猫」ではありません。
子どものいない私達夫婦にとっては「初めて飼って育てた猫」であり、短いながらも家族の一員として過ごしてきました。
 
 
めいちゃんが健康な身体を持っていたら、もっともっとたくさんの思い出を作ってお別れの時間を迎えられたことでしょう。だけども、彼女は生まれながらにも猫白血病のウィルスに感染しており、ガンにかかりやすかったのです。
 
 
彼女のほぼ同じ日に生まれたきょうだい猫たちもそうで、ほとんどが生後1ヶ月のうちにバタバタと亡くなってしまいました。生き残っためいちゃんも私が家に連れて行かなければおそらく梅雨の時期でしたのでもっと早くに命を落としていたでしょう。
 
 
だからこそ、家では快適な環境を用意して、餌も気に入るものをあげていました。
飼い始めたころはそれこそ「マタニティ・ハイ」ではないけれども「子猫ハイ」になっていたのかしょっちゅうおもちゃを買ってあげたりしていました。日に日に成長して元気になっていく姿を見ること、一緒に昼寝をしたりする時間がなんとも幸せな時間でした。
 
 
 
夜は人間と一緒に眠り、朝は「おなかすいた」と起こす。どこかに出かけて帰ってきたときは「おかえりー!」と玄関までやってきてちゃんとこちらが顔を見て「ただいま」と言わないと気がすまなそうにする…そんな日々でした。
 
 
もうあの「おかえり」ができないのか、朝のものすごい早い時間に起こされるということもないのか、と思うとやはりさびしいです。PCに向かってOTTAVAを聴いていると机に飛び乗ってくることも、もちろんもうないのです。一緒に次の夫の異動先に住むということもかなわない夢になってしまいました。後輩猫のももちゃんはそうなりそうですが…。