piantinaの日記

日本のとある教会で弾いてるオルガニストの毒にも薬にもならない戯言

音楽は心の薬、魂の薬・その4―ついに広橋真紀子さんのCDに手を出す―

みなさんこんばんは、asterixxxです。

 
Amazonを見ても、その他ネット検索エンジンで見ても広橋真紀子さんの「自律神経にやさしい音楽は癒される!」と大絶賛の声が多数なので、「そんなに名盤なのか!これは買わないといけない!」と思ってAmazonでなく近くのCDショップにて購入(たぶんこれだけ大絶賛されているCDならばさすがに置いてあるだろうと思ったため)。
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もうひとつ大好評の「MENTAL DETOX(メンタル・デトックス)」は置いてありませんでした……ので今回はこれだけ。
 
……うん、まぁ癒されるかな。(まず聴いてみた感想)。
最初の曲の小鳥のさえずりやらウィンドチャイムとか、なんか「癒し」的な要素は確かにあるし、ピアノを主体にしたミディアムテンポな曲…以前私が大学生くらいのときにハマっていた大野愛果さん(倉木麻衣さんだとか愛内里菜さんとかに曲を提供していた作曲家さん)という作曲家のセルフカバーアルバムから歌とリズムを抜いてバックトラックだけにしてその代わりに小鳥のさえずりやらウィンドチャイムを増やしたらこんな感じかな…という感じ。ざっくりとした印象だけど。

 

Shadows of Dreams

Shadows of Dreams

 

 

ただ、私が以前にAmazonで購入しまくっていた知浦伸司さんのCDに比べれば「メロディーとベースがハッキリしてるな」とは思うのです。ストリングスやらハープまで入っていますし。さすがに「耳が良すぎてついつい曲を覚えてしまう」私でもいまだに知浦さんのCDの曲はわかりません。「ああそこに音がフワフワと浮いている」という感じです。それを「お香を焚いた煙」と表現させていただきます。「煙は確かに見える。お香の香りは確かにする。だけど、つかめないぞ!」みたいな。
 
 
知浦さんのがシンプルだからこそ、「お香を焚いた煙のような音」に注意を向けやすいし、その「煙のような音」に身を任せることができる。そうしている間に、「あら、寝ちゃったよ?!」とかなるので、余計な雑念を払うには実に効果的。そういう意味でも「瞑想向き」なのは知浦さんのほうで、「なんとなくここのところ心がすさんでいて、ちょっと調子が悪くて優しい音楽が聴きたいかな」という人は広橋さんのでいいかなぁと思います。
 
 
どちらも運転中には聴いたら事故る可能性は高くなるのでおすすめしませんが。でも、音に厚みがある分、「ちょっときつい人にはきついかも」という感じです。

 

自律神経にやさしい音楽

自律神経にやさしい音楽

 

 ただ、やはりこの手のCDにも「相性」はあるようで、「もー!広橋さん最高っっ!!」という人もたくさん居ますが、一部では「思っていたのと違った」とか「小鳥の声がちょっとキツい」という人もいるようです…。

 

 
ただ大絶賛される理由も買って聴いてみてわかりました。
たしかに完全な「環境音楽」状態よりかは「サントラ」的にちょっとメロディーがあって、でも全体的な曲調が穏やかで刺激が少なくて…という「入り込みやすいヒーリング音楽、アンビエントサウンド」というのがいいというのでしょうか。
 
 
う~ん、ヨガやリラクゼーション系のスパ、ある種の「トランス状態」に入りたいなら知浦伸司さんのCD(もちろん寝るときに聴いてもいいかも)、心療内科の待合室とかだったら広橋真紀子さんかな、という感じです。私の行っている心療内科ではモーツァルトがノンストップミックス状態でかかっていますが(これはこれでクラシック好きとしては美味しいのでいいかと汗)。