piantinaの日記

日本のとある教会で弾いてるオルガニストの毒にも薬にもならない戯言

家に居場所がないのはきっと私だけだと…思う。

こんにちは、asterixxxです。
今週のお題「これって私だけ?」というのがありましたので、「たぶんこれは私だけだろうな」と思うことを書いてみようと思います。

 

いつも家にいる「はず」なのに、居場所がない

私は専業主婦をしています。まぁだいたい買い物に行ったり習い事に行ったりしている以外はたいてい家にいます。だいたい家に居るだけでもいろいろとやることがあったり「あれしなくちゃ」というタスクがあちこちからあがってきます。冷蔵庫をあければ「○○が切れそうだな」となっていたりするのです。が、同じ敷地内が職場の夫はしょっちゅう居住スペースでもある家に上がって、上がったままです。仕事がないわけではないはずですが、「こんなに家にいて大丈夫なの?」と逆に不安になりますし、なんとなく「亭主元気で留守がいい」というのが実に「言いえて妙」だなぁと思います。いくら好きで一緒になったとはいえ「距離感」というものは必要だろう、と。

 

別に離婚したいとか別居したいとかというほどではありません。実家は遠くなってしまいましたし。特に離婚に関してはおそらく「この理由を言っただけでは離婚自由にならないだろう」と思うし、おそらく「結婚する以上の」エネルギーが必要になってくると思うのです。まぁあえて頑張って理由をひねり出して「性格の不一致」あたりに落ち着いてしまうのかもしれませんが、そんなことまでしようという気力もありません。気力を奪われているといったほうが正しいかもしれません。

 

で、仕事の日だと夕飯を食べたら寝るまでそのまま。お休みの日だと日がな一日一緒です。まぁこれを傍から見ると幸せそうに見えるのかもしれませんが、なんとなく自分のペースで家事ができませんし、3食用意しなくちゃとあれこれ気を使ったりしてしまって逆に疲れてしまう(当の夫は休めてラクに思えているかもしれませんが)のです。

 

あとはやはり「発達障害を持っている」というのもあるのかもしれません。いわゆる「積極奇異型」ではなくおそらく「受け身型」のアスペルガーなのかもしれませんが、困ったことに勝手に「自分流」で家事までしだすのです。ここまでくるといったい私の居場所というのはいったいどこなんだろう?と思って仕方がありません。

 

夫の仕事は特殊な仕事なので、人によっては役職について「ウィークデーはほとんど教区の仕事でつぶれる」という人もいますが、どうやらそういう仕事はアスペルガーであることをオープンにしていますしたぶん回ってくるということはないでしょう。となると会社ならば窓際族や閑職に回されているようなもので、「あまり重要性のない部署」に所属しているような感じです。現に田舎に回されているところからしても「出世コース」なんかじゃないな、という感じがしてきます。

 

一緒にいてもひとり―アスペルガーの結婚がうまくいくために

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アスペルガーのパートナーのいる女性が知っておくべき22の心得

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 上の2冊は発達障害のパートナー(法的に結婚していない状態の人たちも含めて)がいる方にはオススメの本です。

そういえば昔昔好きだった(というか今でも好きですが)TMNの「RHYTHM RED」というアルバムの中の1曲に「TENDER IS THE NIGHT」という曲があって、その歌の一部にこんな歌詞があって、「はぁ…まさにこの部分は私の気持ちを表しているのか」と思えてきてしまいます。

 

ふたりでいても ひとりのような 寂しさ気付いた
TMN「TENDER IS THE NIGHT」作詞:坂元裕二 作曲:木根尚登

 

この部分、まぁいわゆる「カサンドラ」の人じゃなくてもなんとなく定型発達同士の恋愛なんかでもどこかそういう気分になることもあるのではないかな、と思えてしまいます。

 

やっぱり、ここまで思いつめているのだから、これは自助グループに入る意味はあるかもしれません(遠いのがちょっと難点だけど…)。