piantinaの日記

日本のとある教会で弾いてるオルガニストの毒にも薬にもならない戯言

忘れちゃいけない―思い出のレストラン・番外編―

みなさんこんにちはasterixxxです。

 

以前、「思い出のレストラン」ということで、館山は神余というちょっと中心市街から外れた、まさに「都会の喧騒から逃れたような」場所にある隠れ家的なレストランを紹介しましたが、忘れてはいけないのが、我が家の猫だっためいちゃん(享年1歳8ヶ月)の生まれたおすし屋さん、「白浜屋」を挙げなくては。

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案外お店の外観の写真は撮っていなかったので、お店の前にいるめいちゃんのお母さんで元(今はやっていません)看板猫のしろちゃんがお店の前にいる写真を貼っておきます。こうやって見るとちょっとしろちゃんのほうがガタイがいいかな。めいちゃんはほっそりしていたけれど一時期は4キロを超えたこともありました。でもそっくり親子です。ホントに。

おすし屋さんのベランダで生まれためいちゃん

めいちゃんは写真の猫のしろちゃん(年齢謎・猫種謎・メス・薄いサバトラ)がおととしの5月5日に産んだ猫の一匹で、同じ日にはめいちゃんのお姉さん猫のりりちゃん(2歳9ヶ月・猫種謎・メス・サビ)が産んだ”いとこ”も一緒にいました。生まれた場所はお店の2階のベランダでした。

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生まれて4日ほどたっためいちゃんとそのきょうだいといとこたち。この頃はまだどれがめいちゃんだかはっきり判別がつきません。

 

そもそもは私が白浜屋さんの前を通りかかってしろちゃんと会ったのがこのお店との縁が生まれるきっかけでした。しろちゃんは非常に人懐っこい猫で、生い立ちなどは私は詳しく知らないのが残念ですが、おそらく子猫時代は人間に飼われていた猫であることは間違いないでしょう。野良の場合だとおそらく人間とも物理的にも精神的にも触れ合うことがないのでもっと人間を警戒します。それがない、ということは飼い猫だったのではないかと思います。最初は外猫と思えないほど美人さんの猫で、「ええっ、館山にこんな美人で人懐っこくておとなしい野良猫がいるの!?」と思ったほどです。まさに「奇跡の猫」です。なんとなく「房総の猫」というともっとワイルドで元気のいい猫のようなイメージがありますが、しろちゃんはとても「洗練された感じ」の猫でした。

 

総勢10匹のあかちゃん猫たち。最初店主さんは「この子たちの貰い手がつかなかったら保健所へ連れて行くしかない」とおっしゃっていたのですが(それは食品を扱っていますし衛生面などを考えればもっともなことだと思います)、折からの梅雨シーズンに入り、赤ちゃん猫たちは猫風邪を引いて日に日に「めいちゃんといっしょにいたきょうだいたち」の数は減っていってしまいました。

 

我が家も2匹くらいはきょうだいの子たちを迎えようと思っていました。見ていて「サバトラの双子の女の子がかわいい」と言っていたのですが、1匹が亡くなって、めいちゃんともう一匹の男の子の猫だけになってしまいましたが、1ヶ月半ほど経って生きていたのはめいちゃんだけでした。

 

 

もちろん食べに行ったこともあります

あ、猫の話ばかりになってしまいましたが、もちろん食べに行ったこともあります。また、めいちゃんのお礼を兼ねて夫と食べに行ったこともあります(お礼を渡すよりはお客になったほうがいいかと思ったため)。

 

ちなみに、まず「うちはネタもシャリも大きいですが、どうしますか?」と聞かれます。そう、房州の田舎寿司は「おにぎりか!?」と思うほど大きなお寿司なのです。ご主人に聞くと「スーパーや回転寿司など機械で握ったお寿司は12グラムほど、うちはその3倍」とのことです。自信がない人は「小さく握ってください」とあらかじめ伝えておくと調整してもらえます。私達夫婦は食いしん坊なのでそのままでも食べられます(が、それだけで満足できるくらいおなかいっぱいになります)。
またその日のネタになった地魚のメモ書きしてくださった紙を渡してくださいます。

 

浜屋さんはのれんわけした「なか川(白浜屋支店)」が長須賀にあり、また房州の伝統的なお寿司を握るところではライバル店になるのが那古船形にある「茂八」さんです。茂八さんも1度行ったことがありますが、ネタの大きさ以上に驚いたのが卵焼きが「ドデカい」のです。

 

 

そんな意味でも「忘れちゃいけなかったレストラン」番外編、館山の房州田舎寿司のお店白浜屋さんの話でした。