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piantinaの日記

日本のとある教会で弾いてるオルガニストの毒にも薬にもならない戯言

自助グループの集まりと講演会で学んだこと―一応備忘録として・その2―

みなさんこんばんは、Piantinaです。お待たせしました、続きです。

4月25日の土曜日、講演会に出席いたしました。

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※写真はイメージです。
どうやら、TVや新聞社の取材なども入っていたようです。それだけ今関心の高いことになってきているのですね。

 

どうやら、募集の時点では80名定員、すでに私が応募しようと思った頃にはもう満席になっていたようです。それを表すかのようにたくさんの方が会場に詰め掛けていました。「発達障害者当事者のための講演会やセミナー」などは今となってはかなりたくさん行われていますし、特段「発達障害の子ども」向けのものというのはたくさん行われています。

 

 

たとえ定型発達だとしても子育てというのは労力とお金をかけたひとつの「大仕事」でもあるでしょう。「子どもがいないからそんな大げさに捕らえてる」と思われるかもしれませんが、自分が子どもだった時代よりも今の子どもたちのほうがよっぽど窮屈で親もなかなか気が抜けない時代じゃないかと思います。いじめの問題もケータイをもつ子どもが出てきている時点で複雑化していますし、ましてやそれがスマホに変わってSNSまで出てきています。

 

 

さらにはネット上でトラブルを起こしやすくもなってきています。まだまだ私の頃は中学まではそういったデバイスもなかったので、高校になってポケベル→PHSとなって大学に入ってからがケータイ(ガラケー)になりました。SNSなんてのが出てきたのは社会に出てきてからです。

 

 

ニュースを見ていればいかに「未成年がネットなどのトラブルから犯罪に巻き込まれているか」というのが毎日毎日報道されていて、もう親の監視でどうこうなる時代でもありません。ちょっと話がずれてしまいましたが「親が気をつけていなければならない事項」がさらに増えてしまったというのもあります。

 

 

ところで、ちょっと話が関係ない方向にずれてしまいましたが、メディアでも「大人の発達障害という言葉がだいぶ取り上げられてきて、講演してくださった宮岡先生も「”大人の発達障害”という言葉がバブルのようになっていて、書籍にそういうタイトルをつけるだけでものすごく売れたり、テレビ番組でも視聴率が上がる」とおっしゃっていました。世間の関心は高いし、認知度が広まっていくこと自体は悪いことではないけれど、精神科の医師としては戸惑いを感じているようです。

 

 

成長の過程にある子どもでなく、大人になってから人とうまくコミュニケーションができない、仕事に支障が出ている、プライベートで問題を抱えている…という人が多く出ている中で「もしかして、これって発達障害ってヤツなのかな?」と思わず興味を持ってしまう人が続々と出ているのでしょう。診断も大人の場合は「発達障害支援センター」などに連絡して検査をしてくれる病院を紹介してもらっても数ヶ月~年単位で待たされることもあるんだそうです。

 

 

さらには、大人が発達障害と診断されるには、まず、

1.子どもの頃から自閉症アスペルガーADHDなどの特徴が継続して持っているか(小学校時代の通知表や母子手帳、親へのインタビューなどといった状況証拠的なもの)

2.他の類似する精神疾患精神障害の可能性がないか(統合失調症躁鬱病強迫神経症など)

3.IQテストやロールシャッハテストなどの結果

が必要になってくるようです。
確かに義母が夫の子ども時代のエピソードを医師に説明したり、小学校時代の通知表や母子手帳を持って行ったそうです。義母自身も相当早い段階で夫が「この子は自閉症かもしれない、他の兄妹と違う」となんとなく思っていたようです。

 

さらにはその「当事者」となるべき人が「診断を受けよう」という気持ちにならなければ話になりません。また、大人になっているとすでに「自分が人より秀でている分野」で仕事をしていて、経済的にも仕事を遂行する上でも特にトラブルを感じていたりしないというとそういった診断を受けることから足が遠のいてしまうかもしれません。ことにアスペルガーならばアスペルガーの人の比率が高い職場(研究職や専門職など)というところだと本人も「特に問題を感じていない」と思っているでしょう。

 

 

また、カサンドラ症候群と「適応障害」は非常に似ているそうです。つまりは「配偶者や家庭」に適応できなくなってしまって、抑うつ状態や不眠症といったトラブルに悩まされる(女性の場合は婦人科系のトラブルなど)そうです。ですので病院に行っても訴えを起こす人の年齢次第では「更年期障害ですね」と片付けられたりするそうです。

 

 

カサンドラ症候群になってしまったときは「ストレスの元から離れる(離婚、別居など)」、「ストレスの元となっている物事を把握、究明する発達障害について正しい知識を得る)」、「ストレスの受け止め方を変える認知行動療法など)」、「一時的にストレスの原因を取り除いたり、避けたりする(趣味に没頭する、旅行へ行くなど)」「一時的に薬物療法を行う睡眠導入剤抗不安剤などの使用)」ことが効果があるそうです。

 

 

精神科・心療内科の医師のなかでもいまだに「発達障害なんてない、カサンドラなんてない」と思っているお医者さん(よく情報のアップデートができていないのでしょうね)も多くいらっしゃいますので、医師選びは難航を極めるかもしれません。。やはり、他の疾患と同じで「予防&早期の発見&対処」が大事かもしれません。

 

 

この場をお借りして、このような講演会を開いてくださったフルリールかながわの代表・momoさん、お忙しい中講演をしてくださった北里大学医学部精神科の宮岡先生に感謝申し上げます。ありがとうございました。