piantinaの日記

日本のとある教会で弾いてるオルガニストの毒にも薬にもならない戯言

昔「亭主元気で留守がいい」「濡れ落ち葉」、今「ジャマ夫」

みなさんこんにちは。Piantinaです。

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落ち葉そのものはこうやって見ると悪くはないのですがね……。

 

昨日、spotlightというサイトを見ていたら、こんな記事に出くわしました。

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私は「ノンストップ!」という番組自体は見ていなくて、このSpotlightさんの記事を読んで「ジャマ夫」という言葉を知ったわけですが、「連休ジャマ夫」「年末ジャマ夫」「単身赴任ジャマ夫」「定年ジャマ夫」…とあるようです。

 

 

なぜ、夫たちは妻からこんなに疎まれるのか。
・すでに妻によって出来上がっている家事のスケジュールや進行を一切無視する(連休&年末)

・「お前に任せた」と言って家庭のことは丸投げしておきながら、「なんでこうしたんだよ!」と妻を責めたてる(単身赴任)

・定年後、居場所がなく、とりあえず妻についていくしかない(定年後)

 

「定年後」に関しては、かつて流行った(?)言葉に「濡れ落ち葉」という言葉がありました。ぬれた落ち葉のように、タイヤに引っ付いて離れないのが不愉快なのを、定年後、「会社」という居場所を失った夫たちが妻に「ひっついて」リタイア生活を送っている様にたとえた言葉だそうです。

 

 

まぁ「一見受動型ASDで実は積極奇異型ASD、だけどもASDとしては程度は軽い(?)」の夫がいる我が家では連休でなくとも年末でなくとも「常にウチにいる(または同敷地内にいる)」ので、「1年365日……といわないまでも360日くらいは常に一緒」なわけですから、連休と年末が常にあって、私があれをやろう、これをやろうという家事のスケジュールを無視したり「あー!もー!どうしてココでコレをする(怒)」となることは多々あります。また、突如として「ドコドコへ行こう」とか平気で言い出すこともあります。こうして私のカサンドラ度は上がっていくのです(笑)まったくもって私の好き勝手に物事が進められないやりにくさに困り果ててしまったのには数え切れないくらいあります。

 

 

まさに記事内にあったツイッターに「お昼の支度をしようと思ったら、夫がキッチンの大掃除」という呟きがありましたが、「あれ?うちか?」と思ってしまいました。年末の大掃除でなくとも勝手にやってくれるのでハッキリ言って「ありがた半分迷惑半分、いや、ありがた2割迷惑8割かも?」という感じです。

 

 

そういえば、自助グループがきっかけで連絡先を交換したりした「カサンドラ友」になった人も「ああ連休が憂鬱…」と4月に言っていたのを思い出しました。「ジャマ夫」と呼ばれてしまうご主人の中の何割かは「病的に家庭の中の空気の読めない」発達障害もいると私は思います。というのも自助グループの集まりで聞く話には「まったく手伝ってくれない」か「片付けとかやってくれるけれど結局私がやり直す」という話が多すぎるのです!まさに「冷蔵庫を空にしたいのに、いきなりケーキを買ってくる」とか「これはあるかも…」と思う事例です。

 

 

単身赴任をしていてもテレビ電話で会話したがったり、頻繁に帰ってくるのは…これはよほどご主人はよほどのさびしがりやなのでしょうかね?我が家は転勤族ではありますが、単身赴任になったことがないのでこればかりは謎です。仮に単身赴任になったら子ども…ではないですがしょっちゅう猫の様子は聞いてきそうです(たぶんないけど)。でも、なんとなく「単身赴任」のは「しょっちゅう電話をかけてくれたり帰ってきてくれたりするだけマシなような気がする」ような気がしてなりません。

 

 

定年後のはまさに「ああ、これ、”ジャマ夫”って言っているけれど、モロ”濡れ落ち葉”だな」という印象。これは、すでに働いている頃から何らかの趣味を持っている人や会社の外にも世界を持っている人ならば心配はないでしょう。だけどもこの先年金も怪しくなって「働くこと自体は生涯現役」の時代が来てしまうかもしれませんので、この言葉は廃れていく可能性もあります。でも知り合った年配のカサンドラさんは「このままだと定年後、まともにやっていけるか心配で……」とおっしゃっていましたので、その年代の人にはかなり重要な問題だったりします。

 

 

これまた昔はやった言葉で「亭主元気で留守がいい」という言葉があります。
世の夫君が仕事をしている間、妻たちは自分たちのペースで、自分たちなりのやり方で「家庭の世界」を作り上げています。多かれ少なかれ。それを土足で踏み荒らすに近い(妻側に立ってみてみると)のです。もちろん良かれと思ってしてくれているのはわかります。