piantinaの日記

日本のとある教会で弾いてるオルガニストの毒にも薬にもならない戯言

自分を変える勇気を持てるように…

みなさんこんばんは。

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きょう5月20日は「森林の日」なんだそうです。「木」という字が5こ、全部で20画なので、5月20日なんだそうです。ちょうど森林浴にいい季節ですね。

 

『嫌われる勇気』

以前も書いたかもしれませんが、昨年「ああ、買っておいてよかったな」と思った本の一冊に岸見一郎・古賀史健著『嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教え―』というベストセラーの本があります。おそらくこのブログをごらんになっている方も「読んだ!」という人は多いのではないでしょうか。

 

 

もちろん、何かに行き詰っている人が読んでもいいですし、「正直、ありきたりな自己啓発本は飽きたなぁ」という人が読んでも「得るもの」はあると思います。ただ、もっともっと薦めたいのは「カサンドラ症候群」の人たち。アスペルガー関連本やカサンドラ関連本にプラスしてこの『嫌われる勇気』も読んで欲しいなぁと思います。

 

・トラウマは存在しない(自分で経験に意味づけしている)

・すべての悩みは人間関係

・承認欲求を捨てる、「あの人」の期待を満たすために生きなくてもいい

・あなたは「いま、ここ」に生きている。

…あんまり書きすぎると本を買わなくなってしまって意味がないのでこのあたりでやめておきます。読んで「感じる」ことが大事ですので。ベストセラーになった本ですのでamazonや各書店で手に入れることができます。ブックオフにもあるかも?合わなかったら古本屋でもブックオフでもそこらへんのバザーにでも売り出せばいいのです。

 

 

どちらかというと具体的ではないかもしれませんが、「自分が」どうしたいか、どう生きていきたいか、ということに関してのヒントは満載だと思います。本の中の言葉がひとつひとつ心に迫ってくるかと思われます。「相手とどうしたいか」というよりは「相手の期待を満たそうが満たさないが関係ない!自分を変えられるのは自分だし、自分の幸せは自分でつかむ」という主張の本ですので、「まだそれどころじゃない」状態の人にはもうちょっと元気になってから読んでも十分遅くはないでしょう。

 

 

よく言われることに「他人を変えることはできないが、自分を変えることはできる」「過去は変えられないが、未来は変えることができる」というセリフがあります。まさにアドラーの考え方はこれでしょう。相手が変わることなど期待しても不可能です。アスペルガー傾向を治す薬でも開発されればもしかしたら変わるかもしれませんが、たぶんできたとしても気の遠くなるほど先の話でしょうし、待っているうちに自分の人生が終わってしまうかもしれません。

 

ニーバーの祈り

また、今書いていて思い出したのが、「ラインホルト・ニーバーの祈り」というお祈りを思い出しました。クリスチャンの中でも非常に人気のある(?)お祈りですが、私も大好きな祈りのひとつです。当初は無題だったこのお祈りも、今では「平静の祈り」「静穏の祈り」とも呼ばれているそうです。アルコール依存症の「アルコホーリクス・アノニマス」のプログラムや薬物依存症、神経症などの会でも用いられたのがきっかけのようです。

 

O GOD, GIVE US

SERENITY TO ACCEPT WHAT CANNOT BE CHANGED,

COURAGE TO CHANGE WHAT SHOULD BE CHANGED,

AND WISDOM TO DISTINGUISH THE ONE FROM THE OTHERS.

 

神よ、
変えることのできるのもについて、それを変えるだけの勇気をお与えください。
変えることのできないものについては、それを受け入れるだけの冷静さをお与えください。
そして、変えることのできるものと、変えることのできないものを見分ける知恵をお与えください。