piantinaの日記

日本のとある教会で弾いてるオルガニストの毒にも薬にもならない戯言

安保法案に基本的には反対だけれども

みなさんこんにちは、Piantinaです。
昨日、安保法案が強行採決され、今日にも衆議院本会議を通過するようです。まぁ通過するでしょう。
私は基本的に法案そのものには反対です。

 

 

今享受している平和、自由がなくなり、「あたりまえの生活があたりまえでなくなる」ことには反対です。そもそも軍隊でないはずの自衛隊が戦争に参加できてしまうということに「ちょっと待て」と思うのです。別に左翼ってわけでもないですが、安倍総理は好きではありません。右翼にも左翼にも正直あきれています。

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しかし、昨日の様子がスマホのニュースサイト経由で流れてきたり、FBでは「戦争法案(すでに”安保”とすら言ってない)は廃案にすべき」だとか「アベ(←なぜカタカナ?)政治を許さない」だとかがあれこれ流れてきてました。もしかして「反対側」に居る人たちのほうがここぞとばかりに気合が入りまくっている不思議。なんだかこの暑いのに、台風来るのに非常に熱狂的なくらい元気です。まぁ「賛成か反対か」と聞かれりゃ「反対です」ということになってしまうけど。

 

 

「なんだか反対側の議員さんの言動も正直言って幼稚だなぁ」と思えてきました。別に「賛成の方は起立」のところで「座ってプラカードを出せ」とは思いませんが、その前の日に審議に出ないでプラカード作っていて、しかもそのプラカードをそのまま捨てたまま(自分の持ち物なんですから、そこらへんに捨てるなんてマナーがなさ過ぎます)にしていて、「うーん」という感じです。そんなこと小学生の学級会以下のレベルです。

 

 

安倍総理の法案の通し方も、たしかに10の案を無理やり1つにまとめてしまったことや詳しい説明がなされていなかったことには問題はありましょう。それにそんなにも重要な法案だったならばもっともっと時間をかけてやるべきことで、そこらへんが「なんだかなぁ」と思うところでもありますし、まぁおそらくウラにはアメリカが「ウチは世界の警察をもうやれないから日本もちょっとはやってよ」という意図があってアメリカの”ポチ”としては反対意見も何も言えないわけですからこの法案を急いで通さなければならなかったというのはあるかもしれませんが、それにしても強引に通してしまったわけですから、まぁこの先さらに支持率が落ちて総理の座を追われるのは目に見えているでしょう。

 

 

だけども、ちょっと目をアジア方面に向けてみると、昨日世界のニュースを見ていたら中国のTVが「わたしたちは”被害者”なのです」と言っていて、「さんご礁のところに思いっきり空港作って、空母だ戦艦だじゃんじゃん装備しまくってる国のどこが”被害者”だよ」と夫と朝から爆笑してしまったくらいです。ベトナムやフィリピンなどの中国の脅威が迫っている国としてはこの法案が通ってくれたほうが”ありがたい”のです。中東がどうこうってよりも「アジアの他の国」のほうを強調すればもうちょっと集団的自衛権に関する見方というのはもしかしたら変わったのではないでしょうか?