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piantinaの日記

日本のとある教会で弾いてるオルガニストの毒にも薬にもならない戯言

ないアタマで「五輪エンブレム騒動」をいろいろ考えてみた

みなさんこんにちは、Piantinaです。

ついに、問題になっていた2020年の東京五輪のエンブレムの使用禁止が発表されました。「パクリではないか?」などのさまざまな疑問や、そのほか佐野氏が関わったデザインの数々の盗用疑惑が浮上し、著名人、芸能人をはじめ、なんでもない一般の人までこの問題に言及し、叩いています。

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「写真素材 足成」の素材を使用しています。

 

 

自分もそうでしたが、みなさんも学生時代によく風邪や体調不良などで学校を休んでしまってその分の授業をなんとかリカバリーしようとしてよく友達にノートを借りたり、または貸したりということはあったかと思います。まぁノートを貸して返ってくるのならなんら問題はありません。

 

 

ただ、ノートを丸々パクられてしまって、さらには自分のノートだったものが、自分の名前を消されてさも「友達の名前を上から書かれてさも自分のもののようにして」提出されてしまったのなら、それは大問題です。友情はそこで一瞬にして壊れるでしょう。

他人の夏休みの宿題の工作を勝手に泥棒して提出するようなものです。

 

 

で、なぜたたかれているのかと言うと、もちろんその「無許可で他人のものをさも自分のアイディアのようにして発表した」ことの問題性もありますが、それもあろうことか世界的なスポーツの祭典でもあるオリンピックで、です。スポーツといえば、まさに「ト書きのないドラマ」が展開されるものと多くの人は思っていますし、何せ「フェアプレー」が何よりも大事です。ズルや反則、ドーピングをしてはいけないのがスポーツです。そしてアスリートだけではなく審判にも公平性が求められます(たまにズルい審判いますけど…それは置いておいて)。

 

 

そのオリンピックをやろうとしているホスト国でこんなことが起ころうものなら、世界中から「日本大丈夫?東京大丈夫?」と思われて当然でしょう。公式のエンブレムが盗用によるものな挙句に、盗用とわかった時点で使用の禁止を速く出さなかったという対応のまずさも批判されて当然でしょう。

 

 

この問題で「盗用」「パクリ」というのがまたしても問題になっていますが、私自身はデザインの世界はあまり詳しくないので、それなりに関わっている世界で音楽というのがあります。世界中の音楽には地域・時代とさまざまなものがあって、何万もの曲が存在していることは多くの人もわかっていることではあります。古い時代から音楽、楽器というものは存在していましたし、時代と共に発展していきました。

 

 

当然、「この曲とこの曲似てる!」というのはしょっちゅう見かけます。また、「○○という曲のメロディを少し使っている」というのもよくあります。「プロ」とは言えませんが、私自身が関わらせていただいている音楽ジャンルに「キリスト教教会音楽、宗教音楽」というのがありますが、宗教音楽なんてそれこそ「賛美歌、コラールの引用」だらけです。パッヘルベルもバッハもヘンデルモーツァルトメンデルスゾーンもみーんな引用やりまくってます。そこに「パクリだ!」だのいちいち怒っていたらもうやってられません。

 

 

もちろん「演奏する」こちらもそれはわかっていますし、「ここはあのコラールのメロディだな」と意識しています。そして、ただの引用にとどまらない先人のすばらしい創造性にリスペクトをこめながら毎回毎回ありがたく演奏させていただいています(たまに事故的にミスタッチとかして申し訳ありませんが)。

 

 

もちろん、「ズル」をすることが許されないところで「ズル」をしてしまっていたこと、そして事務所としてそういう「パクリをしてもいい」雰囲気を作ってしまった佐野氏自身の責任はありましょう。そしてそのデザインを選んでしまった運営側の責任もありましょう。だけどもこの問題でもそうなのですが、「自分達は安全なところに居ながら人を(場合によっては自殺するまで)叩いている、社会的に抹殺しようとしている」人たちの存在にはあきれてきます。これじゃあ結局子どもたちに「いじめをするな」と言っていても当の本人たちがよってたかって集団で叩きまくっているわけですから。