piantinaの日記

日本のとある教会で弾いてるオルガニストの毒にも薬にもならない戯言

効率性か、エモーショナルなものか―手書き履歴書について―

みなさんこんにちは、Piantinaです。
ここのところ話題になっている「手書きの履歴書」について、「字を書くこと」ってどうなんだろうなぁ、と思ったことを書いていこうと思います。

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手書きもPC作成も経験済み

私自身はあまり要領のいい人間ではないので、バイトにしても何にしても「一回で面接に受かる」ということはなく、だいたいいくつもいくつも面接を受けてやっと採用が決まるというタイプの人間でした。まぁ、すでに時代的に「決まるまでに何社も受けてやっと採用が決まる」という感じになってきているから、逆に「一回で決まりました!」という人のほうがよほど珍しいというのがあるかもしれません。

 

 

いくつもいくつも面接を受けるというと、その分だけ、書き損じもあると何枚も履歴書の紙が必要になってきます。履歴書の紙だけをコピーして練習に使ったこともありますし、鉛筆で下書きをして書いたりしたこともありました。ワードファイルで履歴書を作成できるというのを知らなかった頃は本当に何枚も何枚も書いていました。

 

 

ワードファイルで履歴書を作成して面接に行ったこともあります。もちろん手書きの履歴書に比べて短時間で作成できますし、紙を無駄にしませんし、字の間違いだとかクセなどもわかりにくく綺麗、「私はPCで書類を作成できます!」アピールにもなるという利点があります(パソコンに向かわない仕事の場合はあまりアピールしても無駄かもしれませんが…)。

 

 

ただ、あえて「手で書く」必要があるのかといえば、やはり手書きの字は一人ひとり個性があってどんな人柄か、どんな精神状態かというのが出るものかと思います。占いちっくかもしれませんが、やはり「手相」「人相」じゃなくとも「字相」も多少あるんじゃないかと思うのです。あの小室哲哉さんもあるとき「自分の名前を手書きで書いてもらう」ということをしていたそうです。たとえ数文字でも文字に出てくる何かを感じ取っていたそうです。

 

 

綺麗な字、達筆な字を見るとやはり丁寧さや知性がでているなぁと思いますし、雑な字だと「ああこの人、相手に読みにくいと思われても平気な人なんだな」と思ってしまいます。もちろん書いてある中身が大事、といわれればもちろんそこまでかもしれませんが。私の好きな番組に「火野正平の日本縦断こころ旅」というのがあるのですが、たまに凄~く綺麗で丁寧な字(notパソコン打ち)の手紙がチラッと映ると「この人ちゃんと字を習ったんだろうなぁ」と思えてしまいます。

 

 

改めてパソコンで履歴書を作成するメリットは、
手書きで作成するよりも時間がかからない

・採用担当者が見やすい、読みやすい

・(年代や性別、希望職種にもよるが)パソコンを使えるスキルがあることをアピールできる

というところではないかと思います。と同時に、
・簡単に作れる、複製可能→ほかの会社にも同じようなものを送っているのではないか

・読みやすいけれども、その人の個性や人となりが見えてこない

・そもそも就職・転職サイト経由のばあいはサイトに登録する際に入力してもらっているからあまり意味がない、サイトに登録できる時点でそれなりにパソコンやネットが使えているのがわかる

 

と思うのです。もちろん、書いてある文字よりは持っている資格や経歴、実績などのほうが重要視されるというのはもちろんですが…。これは目指す職種や業界でいろいろ変えてみては?と私は思います。ワードで作った履歴書で採用されたところもありますし、手書きで書いて採用されたこともありますので、まぁ「そことご縁があるか」ということになります。

 

 

あらためて考える「手書き

このブログもPCでキーボードを叩いて書いていますし、何かと情報もスマホで見ますし、メールも文字を入力して書いていますから、学生時代よりも圧倒的に「文字を書く」ということはなくなってしまいました。

 

 

だけども、なにかモノを頂いたときだとか、思いをどうしても伝えたいと思ったときにもちろん時間がない、字に自信がないという場合はワードで打った手紙でもいいかもしれません。けれども、手紙をちゃんと書くときは手書きで書くものかと思ってしまいます。手紙ほど長く書かなくても、メモ書きやメッセージも手書きで書くことはあるかと思います。ちなみに私自身は年賀状すら手書きだったこともあります。干支もイラストを描いていました(あまり巧くないですが笑)。今でこそいろいろ面倒があるので夫のと同じデザインで、パソコンで作成していますが(メッセージは手書きです)。

 

 

ちなみに私自身は「習字は習う必要がない」と言われてきた(母が教えられるくらい書道ができた)ので、字はひたすら自分で練習…という感じで筆で書く字にはあまり自信がありませんが、普通に鉛筆やボールペンなどで書く字はそれなりになってきました。まぁ見る人次第かもしれませんが、凄く達筆でもなければ汚いわけでもなく「普通」かと思います。でも今また字を書かなくなってきていますので、「学生時代より目に見えて字が汚くなったなぁ」「漢字がわからなくてごまかしてしまったなぁ」というレベルになってしまいました。

 

 

それはそれでいざというときに恥をかかないようにしっかりやらなければいけないなぁと思っています。特に生活の場面で出てくるのが冠婚葬祭。結婚式でもお葬式(葬儀がキリスト教式でも筆で書くことはあります)でも名前や住所を書かなくてはいけないシーンがありますので。