piantinaの日記

日本のとある教会で弾いてるオルガニストの毒にも薬にもならない戯言

来週からはまたアドヴェント(降臨節、待降節)がやってきますよ。

みなさんこんにちは、Pianitnaです。
明日の日曜日で長かった聖霊降臨後のシーズンは終わりです。
来週からはいよいよ降臨節(こうりんせつ)、待降節(たいこうせつ、いわゆるアドヴェント)です。

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アドヴェントなのでちょっと地味目

 

まぁ先日のハロウィンもそうですが、西洋の行事ごとがどんどん日本に入ってきて、時たま「これはキリスト教と関係あるんですか?」と聞かれることも多いです。が、ハロウィンはキリスト教の教会がやっている行事・イベントではなく、教会の暦は関連していても、ベースになっているのはアイルランドケルトの民間信仰です。西洋とひとまとめに言っても、10月31日はドイツでは「宗教改革記念日」。だからルター派(いわゆるルーテル教会)ではそちらをお祝いしています。

 

 

まぁなんだか日本に入ったらとたんに「仮装(というかコスプレ)して騒ぐ日」になっていますし、クリスマスもなんだかんだで日本的解釈になると「フライドチキン食べてケーキ食べてプレゼントもらってカップルはイチャイチャしていて、リア充爆発しろ!!的な日」になってしまっています。うちはクリスマスでなくて「クルシミマス」です。イヴ・クリスマス当日と超超超超忙しい2日(2日どころか1週間近く続く)です。もしかして去年めいちゃんの様子の変化にすぐに気づけなかったのもこの時期があったからかもしれません。

 

 

なんだか次にそういうイベントをはやらそうとしているところが目をつけているのがイースターらしいようですが、これ移動祝日ですし、そもそも「キリストが十字架上の死から”よみがえった”」日なんですが、どうするんですかねぇ。まぁ象徴的なものというと(ゆで)卵とうさぎ(これは最近知ったのですが、ウサギには多産や繁栄を意味するものらしい)で、またまた日本的解釈が加わって「春が来た~!ウェーイ!エッグハントじゃぁ~!」みたいに騒ぐんですかね?でもイースターやってる頃って桜の花も咲いてお花見じゃないですか。しかも年度を跨いだりする可能性もあるので、どうなんでしょうね?流行りますかね?ちなみにたくさんゆで卵をもらうのでその時ばかりは1週間はゆで卵をゆでなくても過ごせます。

 

 

それよりも日本人なんですから、いやまじめに信じているのは全人口の1%未満の方々の信じてる宗教のお祭りよりは、4月8日の「花まつり仏陀の誕生日)」もお祝いしてあげましょうよ…仏教にかかわる度合が「家族が亡くなった!葬儀会社とお寺の坊さん呼ぶぞ~!」くらいしかかかわりがないのもなんだか寂しいものです。それともそういう人というのは「ウチ、どれとかない無宗教だから」とか「ぜ~んぶお祝いしちゃう、宗教に寛容なワタシ!」とか言うんでしょうかね……ま、迫害してない分いいでしょうけど。

 

 

なので、話を戻すと教会的には明日の聖霊降臨後最終の、または降臨節前の日曜日というのはいうなれば「教会的大晦日」なわけです。んじゃあさぞかし大掃除とかするんですか??というとうちのような教会だとやってくる信者さんの数も少ないですし、体力的なところもあまり期待できない感じなのでいつもの掃除がせいぜいかなぁという感じです。掃除…じゃないけれどもせいぜいいつも使うお湯のみだとかはちょっと時間があるときに漂泊しておこうかなくらいには思います。でもそう思っても忘れちゃいそうな自信はあるけれど…。