piantinaの日記

日本のとある教会で弾いてるオルガニストの毒にも薬にもならない戯言

悩める妻たちに、愛の手をーカサンドラも、モラハラ被害者もー

みなさんこんにちは、Piantinaです。

昨日また久しぶりに「アサイチ」を見ていたのですが、それが「夫のモラハラ」。
 
 
う~~~ん、モラハラ的なとこ、無くはない。
モラハラ加害者が必ずしも発達障害アスペルガーと関連があるかどうかというと、そうでもないだろうとも思います。だけども何となく「耐えた妻(元妻)」の感じはどことなく重症のカサンドラの人と共通するところがあるなぁと思いました。昔ならば「優しくて、素直で従順で献身的な(端から見ると自己犠牲的な)奥様」で、「昔はこんなこと、当たり前だ!!」と古い方々はお思いでしょうが、果たしてうつ病になってでも、パニック障害が出ても、適応障害が出ても、PTSDが出ても、そんなことは言えるでしょうか。いや、それはできないでしょう。
 
 
 
番組のFaxのお便りの中には、両親の関係がまさにそれで、お母様が自殺して亡くなられても、当のお父様には自覚も無ければ反省などない様子だそうです。でも気質として共通しているな、と何となく感じました。優しくて思いやりがあって素直。もちろん人としてはいいところを持っているわけですが、「言い返したり、切り返したり、出来る反抗をする」強さには欠けていて、「ああ、こういう悩める困った奥様に手をさしのべるところや逃げられる場所があったら変わるのになぁ」と思いました。男女逆で「奥さんがガミガミうるさくて家に帰りたくない」というような帰宅恐怖症のほうが職場や仕事に居場所がある分まだまだ耐えられそうだな…と思えてしまいます。
 
 
 
ただ、発達障害者の場合は、どことなく「当事者である配偶者の"定型発達者にない独特の言動パターン"に慣れるかどうか」というところもありますし、診断がされていれば「発達障害」が一体どういった障害であるかが理解できさえすれば、そして配偶者自身も趣味なり仕事なり何なりと「自分の世界」が持てればかなり変わるかと思います。……が、なかなかつい家にこもりがちになってさらに自分を追い込んでしまうんですよね。すごくわかります。仮に一人で出かけていてもどこかに罪悪感があるのです。
 
 
 
だけども、やはりわたしの場合は同じように発達障害のパートナーがいる人達と会って話を数回くらいしてみて、「やっぱり行って良かったな」とも思いますし、奇しくも「アサイチ」で「カサンドラ症候群」を取り上げられたら行っていた自助グループの集まりが人がたくさん来るようになり、かなり早い段階で満席になり、「自分よりももっともっと深い悩みを持った人、とにかく話がしたい!という人に譲るのも大事かな」と思っておくことにしています(時折無性に話したい!という時がありますが)。
 
 
 
 
ただ、ああいう「モラハラ夫」になるような男性というのは、何だかすごく"嗅覚"が優れていて、「自分の言いなりになる女」をセレクトする能力があって、きっと気が強くて男勝りで「強い女」は絶対自分のパートナーにはしないというところがあるなぁと思います。そして、ある意味で精神的な暴力に出る「弱さ」もあるんだろうと思います。自分が受けているストレスや憂さを晴らすためにやっているというのもあるかと思います。いじめと同じように思います。本当に「強い」人ならば外でたとえ何かあっても、多少妻がなんらかのミスをしても、少々子供がやんちゃだったりわがままでも「しょうがない奴だな」と思って、何かちょっと一言言って後は黙っている、という感じがします。そして感謝すべき時は感謝し、謝るべき時は謝ることが出来るのではないかと思います。
 
 
 
どうか、家庭において悩みや苦しみを持つ人たちに、速やかに救いの手がさしのべられ、そして「思いきって外に出る」勇気が与えられますように。