piantinaの日記

日本のとある教会で弾いてるオルガニストの毒にも薬にもならない戯言

アスペルガーの自己顕示欲?「オレオレ症候群」には本当に疲れました。

みなさんこんばんは、Piantinaです。

 

先ほどの記事で新年のあいさつは一応させていただきました。
先ほどの記事では「こんなことがあった」的なことをあれこれ書いているだけなので、そこで思ったこととかをさらに突っ込んで書くことができませんでしたので、この記事ではちょっとそのあたりのことを書いていけたらなぁと思って書くことにします。

 

 

年末年始。
ゴールデンウィークとかお盆とか「連休」となると、家族で、ということが多くなるかと思います。うちの場合は夫の職場は1階にありますし、保育園も数十秒(隣の建物)なので、ほぼ毎日、夫が何かの出張でない限りはざっくり24時間360日くらいは一緒にいます。定型発達の常識があって場の空気が読める人ならば特に何も思うことはないのですが、幾度となくこのブログの記事に書かせていただきましたとおり夫は診断済みのアスペルガー症候群です。年末年始が始まる前に「ああ、年末年始が始まるのか……」と思って憂鬱な気分になったのは言うまでもありません。

 

 

もう昨日かおとといくらいには疲れてきたのには、夫の話をまともに聞いてしまっていたからというのもあります。まぁ車移動で長い時間、ずーっとずーーーっと話しっぱなしでたまにまぁ答えることもあるのですが、「よくもまぁこんなにも話すなぁ」という感じで、それも内容としては「俺はこんなに知識がある!勉強してる!本読んでる!論文読んでる!みんなバカで意識低い!」みたいな話を延々何時間も聞いていれば疲れないでいるわけがありません。

 

 

よくよく「車で寝ちゃいました」という話がありますが、まぁだいたい毎度こんなノリなので寝る間もないくらいです。むしろパニック障害を再発する羽目に陥るレベルになってしまいました…。何かの記事で「男は妻や恋人に愚痴を言わない」とありましたがあんなのうちに関しては大嘘です。口を開けば「誰々さんは勉強してない、こないだ俺が○○のことに突っ込んだら黙っちゃったし」みたいな話が出てくるわけですから。

 

 

で、ちょこちょこ検索であちこち見ていたらこんなブログ記事にあたりました。「ああまさにそう!」という感じでした。

conjugal-love.net

うん、まさに「オレオレだな!!」と思ってしまいました。
「俺が~」「俺は~」「俺だったら~」のオンパレードでしたもの。むしろ疲れすぎて「俺俺言うのやめて」ともいう元気がありませんでした。むしろ「話半分」くらいで流していたかと思います。ちなみに私から見た感じではよくある「アスペルガーの4分類」では孤立型ではないかと思っています。受動型ほど黙ってないですし、積極奇異型ほど人付き合いしよう!という意欲もないですし、「王道を行かずわが道を行くインテリな俺!(そんな俺ってちょっとかっこいいだろ?)」みたいな感じなのでまぁ近いところで孤立型だと思います。まぁ少ないながらも友達はいるようですが。

 

 

で、今年もやらかしたのが「相手は話の中で何気なくその話題を出したのに、答えが正論で相手がびっくりする」というのを大きく2回やってくれました。1度目は義母の話、2度目はうちの母の話で。まぁ義母は早いうちから「もしかしてこの子(夫)は自閉症かも?」と思っていたそうで、むしろそういう受け答えをするのには「まぁいつものことね!」と開き直ってますし、母にも夫がアスペルガーであることは話をしていますので「ああちょっと変わってる人なのね」くらいにしか思っていないのですが。

 

その1

義兄が九州に単身赴任になってしまった話の中で

義母「お兄さん、九州に単身赴任になってしまって、タイに駐在していたときやっていたゴルフもできなくなっちゃったのよねぇ」

私「へぇ、タイでゴルフされていたんですか、なんだかタイでゴルフは歩いて回るのが暑そうですねぇ」

夫「タイでゴルフやるってなんなんだよ!どんだけ殺虫剤撒いてタイの環境破壊してると思ってんだよ!!ゴルフはイギリスでやるから意味があってさぁ!」

義母、義父、私そろって一瞬「・・・(冷や汗)」

義父「ま…まぁ、千葉にだってゴルフ場いっぱいあるじゃないか…」

義母「あ、でもね、ゴルフだけじゃなくて、甥っ子くんも連れてダイビングとかもしたりしてたのよ」

(幸いにして義兄一家はまだ到着していない時の話でした。着いていたらそれはそれで新年から兄弟げんかになっていたんじゃないかと思うとぞっとします)。

 

その2

沖縄に行った話で辺野古の近くのリゾート地に母が行った話。

母「米軍の基地もね、家とか建物が密集している普天間よりもね、沖縄の海はサンゴがいっぱいあるんだから少しくらい埋め立ててもいいと思うのよね」

私「まぁねぇ、事故とかも起きてるし、たしかに危ないっちゃ危ないよねぇ」

夫「沖縄のことは、本土の人間が軽々しくどうこう言っちゃダメなんですよ!!むしろ本土のほうに基地来てくださいって言うくらいじゃないと!本土の人間は沖縄に関しては何も言わないか、うちの地元に米軍基地来てくださいって言うくらいでないと!!」

母「ま、まぁそうかもしれないけれどね…沖縄の人だって戦場になってずっと占領されてきたんだから、本土とはたどってきた歴史が違うわよね」

 

定型というか非アスペの人間にとってはなんてことのない感じで出てきたところにいきなり正論で突っ込むわけです。ふつうの人がのこのこ散歩しているところにいきなり剛速球でボールを投げ込んでくる風景という感じでしょうか?一瞬面喰うというか「あの、ただの世話話や雑談でそんなド正論を求めてないんですが・・・」という感じです。

 

 

非アスペの人間からしたら雑談で適当になんとなく合わせているだけのことなのですが、おそらくアスペルガーの人には人と人との会話、でなくてすべてがまるでディベートや討論会になっているような感じなわけなのですし、おそらくそういう「ガチンコ」の会話を求めているのかもしれませんが、正直疲れます。勝手に相手探してやってくださいという感じです。

 

 

ちなみに、私ですか?そんな常に何かと戦っているかのような生き方はもうごめんです(笑)基本的に平和主義なので。