piantinaの日記

日本のとある教会で弾いてるオルガニストの毒にも薬にもならない戯言

きょうはニートの日?いいえ、灰の水曜日です。

みなさんこんばんは、Piantinaです。
今日は2月10日ですが、世間では「ニートの日」「ふとんの日」ですが、教会暦ではカーニバル(謝肉祭)が終わっていよいよイースター(復活日)前40日間の「節制と禁欲に励む期間」のレント(カトリックでは四旬節聖公会では大斎節、その他のプロテスタントでは受難節とも言います)の期間に入りました。 

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この時期は聖堂や礼拝堂の祭壇にもお花は生けませんし、オルガンの奏楽も華美な曲を避けて少し控えめな、黙想に合うようなものや静かなものをセレクトするような期間です(ところにより女性信者がアクセサリーなどを付けたりするのも控えることもあるとかないとか?)。

 

 

んで、今日は灰の水曜日なのですが、「灰」と言われるゆえんはこのレントの始まりの日の礼拝で額に灰(前年の棕櫚の主日で使われた棕櫚を燃やしたものを本来は使う)で十字を書かれるわけです。キリスト教が結局根付かなかった(近代日本において明治期では英国、第二次大戦後においてはアメリカの影響を良くも悪くも今も受け続けているという意味で”結局根付かなかった”という言い回しをしています)日本で「おでこに十字」というとキン肉マンの「肉」みたいな、半ば「罰ゲーム」っぽい何かがあるので、礼拝の後、買い物に行くのに落としましたが(それでもおでこが汚れていますが)。

 

 

まぁ~このレントとかイエス・キリストの十字架上の死と復活なんて意味をとっぱらって「新たな春のお祭り(イベント)・イースター」が秋のハロウィンに続けとばかりに来ていますが、そもそもイースターって移動祝日ですし、年度またぎで本来の意味でやっている教会でもいろいろ苦労するのに、一般のクリスチャンじゃない人たちに果たして浸透していくんでしょうかね??ちょっと疑問が残ります。

 

 

イースターって実はクリスマスと同等の祝日として教会でも数えられていますが、聖書(福音書)にも記述があるというところでも、「最重要」の祝日なわけなんです。クリスマスは誕生にかかわる記述はあることはあるのですが、「いつ生まれたか」ということははっきり書かれていません。「真冬でなくて春か秋ではないか」という説があるくらいですから。あとはよく、「クリスマスとイースターしか教会に来ない(来れない)、信仰が薄いクリスチャン」を自虐的に表現するのに「盆暮れクリスチャン」というほどです。

 

 

まぁ、ともあれとうぜん「節制と禁欲」なわけですから、教派によっては「肉、卵、乳製品、魚一切取りません!!」というところもあります。まるで「期間限定ベジタリアン」「期間限定マクロビ(もどき)」なわけですが、まぁいわゆる「精進料理」的なものしか食べられなくなります。もちろん子供(さすがに成長に影響を与えるのでNG)や高齢者、病気・体質などでどうしても栄養を取らないといけない人は除きます。

 

 

こういうときに「ああ日本人でよかった、伝統的な和食ならばとりあえずクリアできそう」と思えてしまいますが、せっかく買ってしまったお肉とかもったいないですし、そういうのは早めに使い切るとして、普段よりも「より一層」ヘルシーで質素なものを心がけようかな、と思っています。まぁ料理の選択肢が限られてしまうので個人的には「魚くらいまではOK」にしないとかなり困ります。

 

 

とはいっても、先ほどついつい「夫の誕生日は何を買おうかな~」とか「やっぱりカバーソックスが欲しい」なんて思ってふだんごひいきにしているシルクふぁみりぃさんですとか841さんですとかのサイトを見てしまう自分。「いや!!まだここはポチってはいけない!!」とばかりに衝動を抑えていました。とはいえぼさっとしているとヴァレンタインデーがあってすぐに誕生日直前になってしまいますから「だいたい何を注文するか」くらいまでは考えていないといけません。

 

 

んなわけで「節約モード」進行中のPiantinaでした。まぁ「爆買い」は中国人におまかせしましょう(笑)そんなわけで今回は記事に画像はありません(質素倹約が大事ですからね!)。