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piantinaの日記

日本のとある教会で弾いてるオルガニストの毒にも薬にもならない戯言

日本ではけしからんと言われてしまうであろうハッシュタグの話

みなさんこんばんは、Piantinaです。
ふとスマホを見ていたら、またしても私の小梨アンテナにピンと来た記事がありました。

www.mylohas.net

 

このMYLOHASの記事は「#regrettingmotherhood」について書かれたもの。日本語では「母親になって後悔した」という意味なわけですが、なにせ「少子化少子化!」「子ども、子ども!」「妊娠・出産の神秘!」「子どもを育てるって素晴らしい!」とか、最近だと「保育園落ちた日本死ね」と、とにかく人口ピラミッドのアンバランスをどうにかすべく、そして労働力不足を補うため、子どもを増やしたいがための「母親になること」のすばらしさ、さらには「子どもを産んで、さらに子どもを保育園に預けてお母さんがキラキラ社会で活躍する!!」ということがプロパガンダされているような感じで、とかく「既婚者なのに、専業主婦なのに子どもがいない」ような私のようなものは「ワガママだ」とか「楽ばっかしやがって」みたいな目で見られるわけです。

 

 

もうこんなやつは表に出てくるな!というような感じで、そんな流れなだけでメンタル病んじゃいそうになります(ほかにもうちが指定されたエリア内での転勤が多かったり、夫が発達障害だったりと病む要因はいっぱいありますが…汗)。全然キラキラ活躍できそうにもないですし、ましてや授かりものである以上子どもはどうにもしようがないですから…。

 

 

まぁそんな日本の社会的な事情から「#regrettingmotherhood」なんてハッシュタグなんて「けしからん!!」の一言でしょう。なにもメディアだとか政権与党でなくとも、普通に普通の人からも「子どもいないんだ…もったいない」とか「子どもを持てばいいのに…」とか緩やかな服を着ているだけで「あれ?おめでた?」とかもう普通に「母親になること」を宣伝させられてしまうのです。「アナタも子持ちの世界においで!!」と手招きされているのです。時期に高齢出産になるような年齢に差し掛かかって、病院のお世話にでもならないと、高額なお金をつぎ込まないと子どもを授かることなどできないだろうな…という感じなのに。

 

 

さて、私の話はちょっとおいておいて、この「#regrettingmotherhood」ハッシュタグは「後悔した!!」という話もそうですが、「子どものことは愛している、だけども…」というようなお母さんのモヤモヤした気持ちなどが書かれていたりと、割と「本音」が出てきているようです。たしかに人間の子どもを育てるのは本当に手がかかって、いろんなことに配慮して、さらには親としての責任が問われてくる場面だってあるわけですから、そうそう簡単なことではないでしょう。

 

 

その点ではやはり「お母さん」をやっている同世代の女性たちには本当に敬意と「頑張っているなぁ」という思いでいっぱいです。とても自分のようなゆるゆるの人間ができないようなことができているわけですから。五体満足で、母子ともに健康で生まれてくることすら「奇跡」や「人知を超えた領域のこと」に近いものだというのに、それから先20年くらいかけて「一人前」の人間に育て上げなければいけないし、簡単に「や~めた!」で辞められるものでもないのです。

 

 

だけども、時には「本音」を話したいことだってあるでしょう。子どもの前、夫の前ではとてもじゃなく言えないような思いが胸にないわけではないと思うのです。もちろん先日話題になり、ついに国会でも持ち出された「保育園落ちた日本死ね!」だってお母さんの心の叫びがああいう形になって出てきたものじゃないかと思います。

 

 

もちろん国、自治体での整備は必要でしょうし、保育士さんの待遇改善や母親となった女性の働き方についてももっともっと「安心して産めて育てられて働ける社会」へならなければいけないな、というのは子どものいない私でも想像できます。まだこういう社会になっていないから子どもを持たない、という考えの人だってきっといると思います。「経済的余裕がないから」という理由にはこういうことが背景になっていると思います。

 

 

だけども、こういった「子どもがいなければ・・・」的な愚痴を聞いて「フフン、やっぱり子どものいない自分の気楽さ最高!」となりたいわけではありません。やはり老後、身体の自由が利かなくなったり認知がおかしくなったときに頼れる家族がいない、という「代償」を私のような子なしものは払わなければならないわけですから。ましてや「子なしは子ありのために税金たくさん払って、老後は”誰かの子ども”である若者のお世話になんてなるんじゃない」なんて言われているわけですから。そこまで落ちぶれちゃいません。

 

 

むしろ自分のしていない経験を子どもを育てているお母さんたちはしている。それは素直にうらやましいですし、子育てをしていることはやはり次世代を育てているわけで尊いことではあると思います。お母さんだって、子どものいない人だって、たまには愚痴を言ってみたっていいのではないでしょうか。