piantinaの日記

日本のとある教会で弾いてるオルガニストの毒にも薬にもならない戯言

夫の転勤について行くか、行かないか、それが問題―転妻のキャリア―

みなさんこんにちは、Piantinaです。
朝、スマホのブラウザのニュースを見ていたらこんな記事があったので、興味深く読んでみました。私自身も転勤族(…というほど転勤は多くないけれどだいたい5~10年スパンでのエリア内移動がある)の夫を持っている身なので、「夫の転勤について行くか否か」で悩まれる奥さんの気持ちが全く分からないわけではありません。

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私自身はまだ1つのところしか引っ越していないのですが、それでも長年住んだ地元を離れること、アルバイトではありながらもかなり福利厚生もよく一緒に働く人たちも本当にいい人たちばかりで、年上の、というか自分の親くらいの年代の女性たちでしたが、まるで娘のようにかわいがってくださり本当に感謝していますし、欲を言えばもっともっと一緒に働きたかったという思いはあります。

 

 

だけども正社員というわけでも公務員や教員などの公共性のある仕事でもありませんでしたし、大企業でバリバリ働いていて稼いでいたわけでもありませんでしたから、私のほうがこれまで働いていた仕事をちょうど契約更新の時期に「契約の更新をしません」ということで辞めて、今のところに移ってきたのです。

 

 

まぁ正確にいうと最初のうちは完全に転勤先(というか今住んでいるところ)に住んでいたわけではありませんでした。というのも自動車学校のことが片付いていなかったので、6月くらいまではウィークデーは実家に帰り、自動車学校に通い、なんとか仮免許まで取れた段階で転勤先に近い自動車学校への転校をすることになりました。形としては仮免入所という感じです。

 

 

まぁこうして今現在もなお子どもがいるわけでもありませんですから、あっちこっち移動させやすいというのはあるかもしれません。やはり子どもがいればいたで学校などの問題が出てきたりしますし、途中で転校となると手続きなども大変です。だからこそ「単身赴任」という形にならざるを得ない人たちがいる、というのはわかります。義理の兄がまさにそうで、義理の兄は九州で働き、義兄嫁と甥っ子姪っ子は千葉にいます。しかもタイから帰ってきたばかりということもあるので、転校に転校を繰り返したくなかったのでしょう。

 

 

もし、私が夫を頼らずともやっていけるような収入があって社会的にも地位の高い仕事をしていたら、仮にオルガンでご飯が食べられるくらいのオルガニストであったら(ありえない仮定ですが、あくまでも仮の話で)、日曜日にだけ教会の礼拝に出て、あとは自分の仕事のしやすいところに一人で住んでいたかもしれません。もしくは実家がアクセスが非常にいい場所にあるので実家に住んでいたかもしれません(まるで「出戻り?」と後ろ指さされそうですが)。

 

 

ただ、今現在の自分自身はしがないというか専業(賤業?)主婦ですし、社会で活躍どころか「オウチで活躍」ばかりしている状態ですし、何の生産性もないなぁと思いつつも、教会のいろいろな仕事をしています。まぁ「大切にすべきキャリアや子どものこと」があれば、地元に住み続けることができれば単身赴任でもいいでしょうし、「自分のキャリアがそれほどすごくもないし」という人ならば、そもそも「自分は専業主婦志向が強い」と自覚している人ならば転勤について行ってもいいのではないでしょうかね。転勤が多いことが専業主婦でいられるある種の「口実」にもなりますしね。まぁ、私の場合は事情的に「自分のキャリアを優先することができない」という立場にあるので、「夫の秘書業・マネージャー業兼ミュージシャン」を兼ねていると思うことにしています。

 

 

まぁ、私自身は子どもがいないので、ある程度地元の人の交わりに深入りすることもなく、「いつかは引っ越しするからなぁ」と思いながら、先輩奥様からも「行った先は楽しまないとダメ!」というアドヴァイス通り楽しんでいます。