piantinaの日記

日本のとある教会で弾いてるオルガニストの毒にも薬にもならない戯言

リアルノンママ(30代)が見た「ノンママ白書」の感想(第1話)

みなさんこんにちは、Piantinaです。
ちょっと遅くなりましたが、東海テレビ制作、フジテレビのドラマ「ノンママ白書」を第1回を見てみました。 この「ノンママ白書」というのはフジテレビの土曜の深夜帯に放送する「オトナの土ドラ」ということで放送しているようです。

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 私自身はドラマウォッチャーでもないですし、それ専門にブログを書いたり評論したりしているわけでもなく、単なる「ノンママ」にちょうどカテゴライズされるところにいるので、その感想を書くまでです。

 

 

ヒロインの土井玲子(鈴木保奈美)はアラフィフで広告代理店で働くバツイチ子なしのキャリアウーマン。「ノンママ」仲間には同じ広告代理店の人事部のお局、失礼、キャリアウーマンで未婚の大野愛美(菊池桃子)、フリーのルポライターで大学准教授の夫がいる葉山佳代子(渡辺真起子)。今回はこの3人の赤裸々なトークを中心に展開していく。

 

 

愛美がずっと独身なのは不倫体質(これは事例としてよくある)。佳代子がDINKSなのは「自然に妊娠していれば、命を消すわけにもいかないし育てたけど、子どもは積極的に欲しかったわけではなかった」派(これは私も共感できる)。玲子はというと34歳で一度結婚しているが2年で離婚。一度生理が大幅に遅れたときに「もしかして妊娠しているかも?」と頭をかすめた。同時に大きなプロジェクトを任されていたときでもあり、仕事を取るか、母親になるかと悩みに悩み、病院に駆け込んだところ、「30代半ばでホルモンバランスが変わっただけ」と聞いて、泣いた。当時の夫は彼女の気持ちが変わって子どもを持ちたいと思えるようにならないかと思っていたそうだが、ところが玲子はそのことをきっかけに仕事にまい進するようになり、離婚。

 

 

玲子たちは「今は少子化でワーママ(DEWKS、デュークス、共働きで子持ち)に押されて肩身が狭くなってきた」ということを口にしていた。たしかに「それなりの年齢なのに子どもがいない」というだけで不思議がられることもある。だけども、そんな玲子も若手の社員からは「デートに遅刻して彼女に怒られた」「休日出勤をして子どもの運動会に出られなかった」「そういうことに理解がないのは”子どもがいない”からだ!」と打ち上げの席で責め立てられ、思わず玲子の目から涙が出てしまった。

 

 

そんな玲子も企画制作部部長として「プレイングマネジャー」となり、同期で同じくバツイチの本城司(高橋克典)は管理職になりさらに昇進。”微妙な”関係になっていくが、そんな彼女に飛び込んできた仕事が「ワーママ推進プロジェクト」というプロジェクトだった。そこで第一回は終わる(さらに詳しくはネットにいっぱいあるので調べてみてください)。

 

 

このドラマの感想などはもうネットのアチコチでかなり出ていて「バブル臭が・・・」と感じたところがあったり、賛否両論の感じ。たしかに3人の会話は確かに「こりゃ80年代だな」とは思うものの、これは彼女たちの年齢を考えればそうなってくるし、雇用機会均等法が施行されて「女性総合職」として入ってきた彼女たちは今の20代、30代の女性たちに「道を開く」ためにあくせくと頑張ってきた、と思えばそういう感じになるし、彼女たちが若かったころの「世相」になるとそれはバブリーな感じになるだろうというのは想像に難くないと思う。

 

 

以下は録画を見た直後の私の感想のツイート。

 

まぁそれを思うとなんだか氷河期世代の尾っぽの私などは結局社会に出る時には、結局何十社、何百社と受けないと決まらないという世代でもあったし、だんだん「ワークライフバランス」を重視してくるようになって来たり、就職や働いてからもメンタルを病んで”壊れて”しまう人たちも見た。私もその一人だけど。さらに学生時代の間には『くたばれ!専業主婦』なんて本やら『負け犬の遠吠え』といったところで「仕事もしていつかは結婚して子供も育てなければ」と思わなければいけないし、確かに仕事も子育ても一生懸命にされている友達もいて頭が下がる思いだ。

 

 

 

かという私は「子なし専業主婦」。せいぜいやってることというのは毎週毎週日曜日に教会でオルガンを弾くくらいしか社会に貢献していないのでは?と思うし、そのオルガンの腕前といえば海外留学もしてなければ音大も出ていないプロでもない「中途半端の極み」なので、なんとなくあの「ノンママ」のドラマの人たちとはまたタイプが違ったノンママだ。気合や覚悟が違うのだ。

 

 

この手の「結婚できないキャリア女子」とか「子どもがいない中年女性の赤裸々ドラマ」という洋の東西を問わない感じ(『ブリジット・ジョーンズの日記』『プラダを着た悪魔』など)だし、「女としてなんだかんだで負けている私たちの話」というのはよくある感じだけれども、とりあえずは続きも見てみようかな?という気にはなった。

 

 

でも「ノンママvs.ワーママ」だけでなくそれこそ流行語にもなった「イクメン」もプラスしてみたら話は面白くなるのではないだろうか?欲を言えば主演は山口智子さんとかのほうが「等身大」な感じになりそうだけどどうだろう。まぁ鈴木保奈美さんでも十分演じられている感じはあるのでいいかなとは思うけど。