piantinaの日記

日本のとある教会で弾いてるオルガニストの毒にも薬にもならない戯言

オリンピックなんてやめちまえと思ったけれど…

みなさんこんにちは、Piantinaです。
今更ながらオリンピックのことを書くのもあれですが、気持ちが変わったのと、「もう後には引けないじゃん」となったので、あえて書くことにします。 

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運動会といえば、万国旗。

 

mayflower81.hatenablog.com

 まぁこの記事を書いていたときはまだ舛添前知事でしたし、東京に招致するためにいろいろとD通が絡んでたとか知事の公私混同問題ややたら豪華すぎる視察とかの問題が噴出してすべてがすべて叩く方向に行っていたと思います。そんなときでしたし、メインスタジアムになる新国立競技場にもお金がかかるのならもう返上してしまったらどうかと思ったうちを書いたものです。

 

 

その間、舛添氏は都知事を辞職して、都知事選が参院選のすぐあとにありました。もう都知事選は最初から現知事の小池百合子氏の勝利だな、と思っていました。彼女はもともとは自民党でしたが、党の推薦を受けることができず、でも都知事選に「崖から落ちる思いで」勝負にうって出た結果、見事な圧勝。そもそも4年後の東京オリンピックの開催以上に待機児童問題や築地市場豊洲市場に移転したりと問題が山積状態です。

 

 

しかし、先のリオオリンピック、ふたを開けてみれば日本の選手たちが大活躍して、柔道では男子が前回のロンドンではメダルがなかったのにメダルが復活、水泳もメダルラッシュ、卓球も中国勢がひしめく中健闘を見せていました。女子の団体も銅メダル。シンクロもメダル、レスリングは伊調馨選手が4連覇、そのほか女子選手も軒並み金メダル。吉田沙保里選手は銀、と残念な結果でしたが、あれだけ世界中の選手に研究されつくされ、世界中の選手の目標とされた中で銀メダルなのですから十分に頑張ったと思います。そして最後に!男子400mリレー。まさか銀メダルになるとは思いもよりませんでした。最後アンカーだったケンブリッジ飛鳥選手があのウサイン・ボルト選手と並んで走っているのには目を疑いました!3着のアメリカは失格、4着のカナダが銅メダルになりました。

 

 

おそらくロンドン以降(もちろんそれ以前からもずっとやっていた競技もあるでしょうが)かなり科学的トレーニングやメンタルトレーニング、コーピングなどといった最先端のトレーニング技術を駆使するようになったり、選手のデータを分析してそのうえで戦略を立てるような方法を指導するようなやり方、もう「根性論」や「努力教」でやらなくなったのだな、という印象を受けました。選手たちも変な気負いみたいなものがなく競技をしていましたし。

 

 

要は余計なところとか無駄なところにお金さえかけなくたってオリンピックは開催できるんだなというのをリオデジャネイロを見ていて思いました。街としては全然東京よりもカオスな感じなのに、それでもオリンピックができていますし、競技場の建設なんかも間に合うのか、ジカ熱の問題は?と危惧されましたが、無事に終えることができました。もしかしたらそこが「ラテン」なのかもしれませんが、日本人の感覚からするとすごくテキトーなのかもしれませんしいい加減もいいところなのかもしれませんが、それでもなんとか間に合わす!うまいこと帳尻を合わす!みたいなところにはあっぱれだなぁと思いました。

 

 

まだまだ4年間問題があれこれと噴出してくることはあるでしょう。だけどももう五輪の旗は東京へ渡ったのです。もう後戻りはできませんから、担当の方、関係者もしっかりやっていただきたいと願うばかりです。なによりもこの大会を目標に頑張っている有名無名のたくさんのアスリートたちがいるのですから。