piantinaの日記

日本のとある教会で弾いてるオルガニストの毒にも薬にもならない戯言

やっぱりピアノはいいですねぇ―きょうはショパンの命日―

みなさんこんばんは、Piantinaです。
今日10月17日はクラシックの作曲家としても有名、というかピアノを習った人ならば何かしらこの方の作品を弾いたことがある人はいるのではないでしょうか。そう、フレデリック・フランソワ・ショパンの命日でもあります(1849年)。ショパンは1810年生まれですから(たしかR.シューマンと同い年だったはず)、40年も生きていなかったのですね!

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まぁ「昔、『子犬のワルツ』とかやったなー」とかって人もいるでしょう。まぁ私も弾きました。ワルツ、即興曲幻想即興曲も発表会で弾きました。なんていうか、なんか発表会で弾くにはちょうどインパクトが残りやすくて「ああ、あの曲ね」という感じでもあるのですね。まぁ私は今の先生についてからはなかなかショパンの曲というのは弾いていないので、ショパンについてはだんだん離れてしまって「聴くだけ」の作曲家になってしまっている、という現状があります。

 

 

 

まぁどちらかというとショパンよりもフランス物ならばサン=サーンスとかドビュッシーとかラヴェルとかが圧倒的に増えて、ロマン派ならばシューマンとかブラームスとかリストとかで、あとはラフマニノフという感じでしょうかね?たまにスペインだったり北欧だったり気分転換のように弾いています。

 

 

 

まぁ子どもでなくても大人になってから始める人なんかだと「ショパンの作品を弾いてみたいから」というのもモチベーションになるのかもしれません。ある程度音楽をいろいろと聴いてきた体験から「こういう曲が弾いてみたい」とか思って、趣味の一つとして始めるわけですが、それは先にも書いたように、大人になってから「ショパンが弾いてみたい」「これこれの曲が弾いてみたい」と思って始める人にもその人なりの良さがあるのではないかなと思います。 

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 単に自分を見てみても小さいころからやっていたアドバンテージというのは「身体がもう覚えている」という感じで、「弾くこと」はできても「音楽が分かっているか」というと微妙なところでもあります。年齢が上がってから始める人は「(ある程度)音楽が分かっている」けれども運動神経的に「弾くこと」がうまくできない。どっちにもどっちの良さがあって、難点もあります。

 

 

ショパンのお家はもともとはフランス系で、ショパン自身はポーランド生まれ、活躍したのはパリという感じですが、祖国への愛や情熱、想いを作品にして残しています。音色の華やかさと哀愁や郷愁の漂う作品から「ピアノの詩人」と言われています。もうちょっと長生きしていればきっと交響曲とかも書いたかもしれませんが、ピアノ協奏曲までしかありません。ほとんどがピアノ作品で、晩年にチェロソナタなどを書いています。

 

 

まぁでもポーランド出身というと現代だとバーシアという女性歌手がいるのですが、彼女もなんだかパッションあふれるような歌声で、なんだかこう「情熱的な」お国柄なんでしょうかね。なんだか北の方にあって寒そうなイメージがありますが、確かにドイツやロシアといった大国のはざまをさまよった歴史を持つ国、と考えるとこういう心のどこかに「熱」を持ったような人たちが多いのもうなずける気もします。