piantinaの日記

日本のとある教会で弾いてるオルガニストの毒にも薬にもならない戯言

今年もOTTAVAのクリスマスコンサートに行ってきました。

みなさんこんにちは、Piantinaです。
昨日は豊洲シビックセンター・ホールで行われました「PrimeSeat 1st Anniversary Buon Natale! OTTAVAクリスマス・コンサート2016」に行ってまいりました。

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昨日のパンフレットと買ったものです。あ、光の関係でいちむじんさんの顔が光っちゃってるのと、辛島小恵さんのお顔がしげるん石鹸で隠れてしまってごめんなさい・・・

 

 

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私は今回のコンサートは事前予約をしておいてチケットを取りました。まぁ、「12月といっても平日ならまぁお葬式とか入らない限りは大丈夫かな・・・」と思い、そして、「限定300名様」というなんだか少ない数だったので「早く確保しておかないと」と思ったためです。事前予約で予約して入金したらチケットが届きました。それがこの中身です。


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チケットです。自由席でした。


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おまけ(?)としてついてきたOTTAVAのステッカー。

 

 

当日は

 昨日は18時開場、19時開演ということで、「17時までに東京についていればおそらく余裕でちょっとご飯を軽く食べてから会場入りできるかな?」と思っていました。ところが、高速バスの時刻表を見ていたら15時発のバスは「土日運転」とあったので、それの1時間前の14時発のバスに乗りました。まぁ、1時間余裕がさらに生まれてしまいましたが、道が渋滞しているかもしれない、という可能性も捨てきれません。平日なのでせいぜいアクアラインで混雑するか、もしくはその先の首都高で混雑するかというところですが。

 

 

で、行きはとりあえず新橋に出て、「ゆりかもめ」に乗ってみました。どうやらゆりかもめだと駅直結ということでしたので、乗ってみました。あまり用事がなかったので、実はゆりかもめに乗ったのは初めてかな?あのあたりに行くというとりんかい線のイメージがあります。着いたらこんな感じになっていました。
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ずいぶんと時間が早かったので、豊洲の町をとぼとぼ歩いていました。
人が多いなー。ビルというかタワーマンション多いなー。自転車率高いなぁー。と思いながら。ちょうど夕方なので子どもの習い事に迎えに来ていたりするお母さんが多かったのでなんだかそんな感じでした。館山でも子ども2人のせて走れる電気自転車みたいなのに乗せてるお母さんもいないわけじゃないですが圧倒的に多いのが車でお迎えなので、そのあたりがやっぱり住んでいるところで微妙に違ってくるんだなぁと思いました。おそらく地元でそういう自転車に乗れるお母さんというのは市の中心部に住むお母さんじゃないとできません。

 

 

結局軽食といいつつ、「終演後じゃたぶん食べてる余裕ないから」と結局近くのマックに行ってしまいました。時計があったので時計とにらめっこしながら「そろそろかな?」と思ってお店を後にしました。

 


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行ってみるとちょうど開場のところで、ピアニストでプレゼンター、昨日は大活躍の本田聖嗣さんがいました。開場を待っている人たちもすでにいて、「はっ!食べてる場合じゃなかった」と思いましたが、たぶん帰りは急がないとまずいだろうと思っていましたので、まぁよかったと思うようにしないといけません。

 

 

会場でもすでに顔見知りのリスナーさんとも会えて、さらにその方のお知り合いのリスナーさんとも挨拶をしました。開演前にはいつも聴いている(割にメールとか出してない)ゲレン大嶋さんともお話ができましたし、土曜日の「OTTAVA Navi」に交代で出ている小室敬幸さん、長井進之介さんともお話をすることができました。

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開演前の様子です(できるだけ人が写らないように取りました)。後ろが開くとレインボーブリッジなどきれいな夜景と音楽を楽しめるようになっています。うちのピアノ教室もこういうところで発表会やらないかな…?ピアノはイタリアのメーカー「FAZIOLI(ファツィオーリ)」。

 

まず最初はプレゼンターでもありピアニストでもある本田聖嗣さんのピアノ独奏でした。ピアノがファツィオーリというイタリアのメーカーさんのもので非常にまだ日本国内でも数が少なく、そして音色にも定評のあるピアノということで、イタリアの作曲家、もしくは得意の(パリ音楽院に留学経験がありますし)フランスの作曲家によるイタリアものということで3曲演奏されていました。スカルラッティの「ソナタイ短調」、レスピーギリュートのための古い舞曲とアリアの「イタリアーナ」(ピアノ独奏版)、フォーレの「シシリエンヌ」でした。

 

 

次はいよいよ「新ユニット結成、ユニット名発表!」ということで木曜日の夜の「OTTAVA Salone」のプレゼンターでもある音楽ライターの飯田有紗さん(トイピアノ)と鍵盤ハーモニカ奏者菅谷詩織さんのユニット名と演奏が披露されました。ユニット名は「一番町小町」(なんだか「大手小町」とか「赤坂小町」のよう…)とのことで、3曲ほど短い曲を披露されました。

 

 

 

GMこと斎藤茂さんは「ミニスカサンタがいい」と言っていましたが、お二人ともそれを見事に裏切る恰好でしたがある意味でワンピース好きかつウォッチャーの私からすると飯田さんのワンピースも菅谷さんのワンピースも三ニスカサンタより着こなしの難易度が高いワンピースだと私は思います。菅谷さんのワンピースも菅谷さんがすらっとした体形で背が高いから似合いますし、飯田さんのワンピースもあれは「背が低くて太りすぎていない」人だから似合うと思います。あの手のワンピース、本当に似合う人はすごく少ないと私は思っています。

 

 

そのあとはギターデュオの「いちむじん」さんのステージでした。実は「いちむじん」のお二人はもうこのお二人で演奏する機会は今回を含めてあと残りわずかだということ!まぁよくユニットやバンドで「メンバー脱退(今だと卒業って言うんですかね?)」とか「新メンバー参入」ということもありますが。大河ドラマの「龍馬伝」の「龍馬伝紀行」はなんといちむじんさんの演奏だったんですね!(もうすっかり頭が「真田丸」に移ってしまったので思い出すのに時間がかかりました)。これぞ!という感じのフラメンコを思わせるような情熱的な曲もありました。でも、最後の「ひだまり」は本当に一瞬一瞬がすごくいとおしい空気が流れていて、逆にあたたかなきもちになれました。

 

 

休憩はトイレが近い私は割とすぐにトイレに行ったのですが、そのあと、いろいろ物販などを見ていて、見ていたら10分終了しそうになっていました。

 

 

休憩のあとの後半戦はマリンバ奏者のSINSKE(シンスケ)さん。
マリンバというと以前いた教会でやはりマリンバを演奏される人がいたのですが(現在留学中)、「ピアノよりもマリンバの方がミスタッチの確率が高い(ピアノでもミスタッチする自分は一体…苦笑)」と言われていますが、さすがはプロ!すごく正確で、さらには「ああ、こんな音色も出るのか!」とか、テクニックにほれぼれしていたらあっという間に時間が経ってしまいました。

 

 

いよいよ最後のアーティストがソプラノの辛島小恵さんと本田聖嗣さん(ピアノ)です。辛島さんがOTTAVAのゲストでいらっしゃっていたのでしゃべる声とかなんとなくのキャラクターはつかめていたのですが、私が驚いたのは辛島さんの演技力や表現力!私は第二外国語でフランス語をやらなかったので、まったくフランス語が分からないのですが、辛島さんが「これでもか!」と表情豊かにアクションや振りなども入れながら歌われるので「この曲ってこういう感じなのかなぁ!」とすごく伝わるものがありました。大人の私ですらこうですから、きっと「サンタクロースシート」で聞いていた子どもたちにもきっと何かを感じ取ったのではないかと思います。おそらく辛島さんがすごく「伝えたい!」という気持ちが強い方なのかなと思いました。しかし、きゃしゃで細い体形なのにパワフルな声量で釘づけでした。

 

 

そして、アンコールとして、飯田有紗さんと本田聖嗣さんの即席「芸大卒プレゼンターコンビ」として「ホワイトクリスマス」を連弾で演奏されていました。さすがは芸大!という演奏でした。そして2曲目は辛島小恵さんたっての案で「きよし このよる」を全演奏者の合奏による伴奏、辛島さんのリードで会場全員で歌いました。本当に素敵な夜でした。そして、やっぱり生演奏はいいな!と改めて実感しました。以前「音楽は心の薬、魂の薬」とタイトルを付けていろいろな音楽を聴いた記事を書きましたが、なによりの薬が「やっぱり実際にコンサートに行くこと」だと思いました。