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piantinaの日記

日本のとある教会で弾いてるオルガニストの毒にも薬にもならない戯言

縁の下の力持ち、コレペティさんについて思うこといろいろ。

日記 音楽 趣味 思ったこと

みなさんこんにちは、Piantinaです。
今日は「コレペティ」について思ったこと(あくまで私が思ったこと)について書きたいと思います。

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まず、「コレペティって何ペティ?」と思われそうなので、とりあえず、Wikipediaの「コレペティートル」のところを引用させていただきます。

コレペティートルドイツ語: Korrepetitor / フランス語: corépétiteur)は、歌劇場などでオペラ歌手バレエダンサーに音楽稽古をつけるピアニストを言う。ドイツ語圏では実際には「コレペティートア」と発音され、「レペティートア」(Repetitor)「ゾーロレペティートア」(Solorepetior)とも呼ぶ。日本では「コレペティトール」と呼称、表記されることが多い。英語圏ではフランス語に由来する「レペティトゥール」(繰り替えす人)という言い方が用いられる。給料の面ではソリスト扱いである。 

オペラにおいては、各配役に対して実際の公演の際のオーケストラが奏でる音をピアノで演奏し、個人練習の伴奏と助言をすることで、歌手の譜読みや暗譜、更に発音矯正の手助けをし、音楽への理解を深めさせる仕事である。その職に必要とされる言語も最近はフランス語イタリア語ドイツ語だけではなくてロシア語までは最低要求される。ただ単にピアノ譜を弾くだけでは済まず、オーケストラ・スコアでの初見演奏・無調・プレストの弾き歌いや穴埋めまで要求される。

かつての名指揮者は、キャリアのスタートをこの職から始めることが多かった。ヴィルヘルム・フルトヴェングラーヘルベルト・フォン・カラヤンゲオルク・ショルティなどは、若い頃この職を経験している。現在の指揮者はコンクールでの入賞をきっかけに活動を行う人が多くなったが、それでも、ウルフ・シルマーやファビオ・ルイジクリスティアン・ティーレマンのように、この職からたたき上げた指揮者も存在する。

 

Wikipediaより「コレペティートル」) 

 まぁ、サックリ言ってしまえば「(ピアノ)伴奏者」です。
よくよくヴァイオリンとかフルートとか声楽の方のソロの演奏会などで伴奏をされているピアニストの人っていますね。あれです。

 

 

まぁ私はいつまでたっても学習者の域を超えない(超えられない)ピアノ弾きで、田舎の教会でぼちぼち(といっても毎週、年52回×2教会分)足踏み式オルガンを弾いているという教会オルガニストなわけですが、まぁ伴奏、やったことがないわけじゃありません。「ピアノが弾ける」ということで学生時代の合唱コンクールのクラスの伴奏をやったこともあります。

 

 

 

まぁ教会オルガニスト(業界用語ではParish Organistという)だと、礼拝の種類によっては一人で弾いている場面というのもありますし(聖体拝領時とか)、結婚式なんかではある意味で「ここが見せ場!」みたいな場面(新婦入場とか新郎新婦退場とか)を弾いたりしますし、何より動画撮影されていると自分の音が残ってしまうわけです。「間違えられない!」というプレッシャーもありますが、でもやっていて一番やりがいのあるところではあります。まぁ、もちろんやっている比重が多いのは「聖歌やチャントの伴奏」なのですがね。

 

 

 

まぁ、なぜ、コレペティについて書いてみようかな、と思ったのは、某SNSでクラシック系のグループにいるのですが、現役のコレペティを専業にされている人が不満げなのですね。たしかに、注目が行ってしまうのはソロ楽器の演奏者、となりがちですし、見ているほうもついついソリストさんのほうに注意が行ってしまうのですが、私のように「せっかくだからピアノも聴いちゃおう」なんて思ってる人は少ないかもしれません。

 

 

また、コンサートの主催者も意識が「主役はソリストさんだから…」みたいな感覚があるのでしょう。もちろん会場に来る人もソリストさんのファンが多数派で「いや、伴奏聴きに来たんだよ」って人はごく少数でしょう。オーケストラとかだとまぁ「○○オケのファン」という人もいますからまた話は違いますし、伴奏されるピアノの人がそれなりに知名度があったりファンのいる人でしたらわかりませんが。

 

 

で、結局「素人」の私が何が言いたいかというと、「いやいや、伴奏者でもにこやかで楽しそうな人、いますよ」と言いたいのです。
私は今年になってクラシックのインターネットラジオOTTAVAのサロンコンサートに何度かお邪魔しているのですが、サロンコンサートではピアニストでもありOTTAVAプレゼンターの本田聖嗣さんとソロ楽器の方、という組み合わせだったり、ピアノの連弾だったりするのですが、先日のOTTAVAのクリスマスコンサートでふと気づいたのは、「本田さんって、結構伴奏しているときにこやかに弾いているなぁ」と思ったことです。

 

 

もちろんソロで弾いても上手いですし、もちろんソロでお弾きになるのが本業なのかもしれませんが、一人でしゃべらせてると少々進行に影響が出そうですがまぁMCはしゃべれますが(別名「ダジャリスト」「ダジャレ王」と呼ばれているくらいですから)、結構伴奏をされているときの表情が楽しそうなのですね。まぁピアノの演奏だけでなく室内楽の方も学んでこられたというのと、おそらくフランスに長くいたこともあって「やるなら楽しそうにやらないと」みたいな空気感がきっと日本よりもあってそうなっているのかもしれません(いつかそのあたりのことなどをメールにして番組あてに送ってみたいと思います)。

 

 

 

ただ、どの楽器においてもそうなのかもしれませんが、「こんなに私はがんばってるのに!」「失敗できない!どうしよう!」とか、演奏しているときに思っていることというのは演奏者自身が思っている以上に音に出てしまっているのではないかと思うのです。「ココロの持ちよう」なのかもしれませんが、やっぱりよくアスリートの人も言っているようにたとえ脇役であっても「本番を楽しみます」と言えるようになれたらなぁと思います。

 

 

もちろん、ソリストさん目当てで演奏会に行っても、「ピアノを弾いている人はどんななんだろう?」と思って見てみるのもいいかもしれません。