piantinaの日記

日本のとある教会で弾いてるオルガニストの毒にも薬にもならない戯言

ピアノの発表会に出ていました。@近江楽堂

だいぶご無沙汰しております、Piantinaです。
前の記事から3週間くらい時間が空いてしまったのですね・・・汗
先週の土曜日、1月28日に東京オペラシティ内にある「近江楽堂」という小さな、雰囲気的には礼拝堂のような感じの会場で通っている教室の発表会に出ていました。まぁそれでバタバタして、さらにはお正月だ何だで家計がかなり厳しくなっていましたので、それでも一喜一憂したり。

 

 

 

私が実はこの発表会に出ようと思ったのが去年の10月か11月くらいの時期で、「まだ間に合いますか?」という感じでしたが、間に合ったようで、出演料を払って、で、6月くらいからやっていたサン=サーンス作曲「マズルカ 第3番」を弾くことになりました。

 

 

ということでいつもは月1回ないしは2か月に1回というレッスンのペースも、今月は2回もレッスンを受ける、ということになりました。まぁこれまたお金がかかる話で、本当はこんなにお金を払うのはなぁ・・・という気持ちになるくらいです。さらには衣装代やら交通費、前泊したので宿泊代も全部家計から。う~ん、終わってみるとお財布が(泣)自分のお金のために人の不幸を願うみたいで、本当はとてもイヤなんですが、「ご葬儀1回か2回くらい入って欲しい・・・」とまで思ってしまうほど。そのくらいのお金がポーンと飛んで行ったのです。あ!結婚式でもいいんですよ!そうなると3回か4回くらいないといけませんね。でも田舎の教会ですので、お葬式はあっても結婚式はほぼ皆無です。

 

1月27日(金)発表会前日

前日の27日はレッスンが終わったあと、比較的オペラシティにも近くて、かつ教室にも近い「新宿ワシントンホテル」の女性専用フロアに泊まりました。もちろんシングルです。別にやろうと思えばいったん館山まで帰って、また朝いちばんで新宿に向かうということもできましたが、やはり「1人になる時間」が欲しかったのですね。特にカサンドラ症候群的には。

 

 

実際、

超気持ちイイ!!!!!

という感じでした。
特に私は午後4時~5時はパニックの発作が出そうになるくらい、精神状態が悪くなるのです。
せっかく楽しく聴いていたOTTAVAも「OTTAVA Liberta」の放送時間終了とともに「PC落とさなきゃ」となって、「早く夕飯を作らないと!!!」となってしまうのです。

 

 

 

すごく贅沢な悩み、と言われるかもしれないのですが、私には「夫が4時半や5時に帰ってくる」というのは大きなプレッシャーなのです。
よく「夫が仕事から帰るのが遅くて寂しいです」というほうがよっぽどよかったのにな・・・と思うのです。職住近接、いや職住一体なので、通勤時間は1分。階段を上がるだけ。

 

 

 

毎日毎日夫と顔を合わせなければいけないのもだんだんストレスになってきます。
24時間365日同じ屋根の下に一緒にいるのです。
元々教会の牧師館育ちという人とか自営業だとご実家もそうだったから「それが普通」と言う感覚でしょうが、私は実家がノンクリスチャンですし、さらに父親は普通の会社員でした。今のようにワークライフバランスだとか早く上がれるとかあまりなくて、父が帰るのは夜の21時とか22時くらい。今の感覚なら「ブラック」かもしれませんが。
母もゆとりをもって食事を作っていたように思うのです。
まぁ、そんな人と結婚した私がいけないんですけどね・・・

 

 

その4時台、5時台がこんなに解放された気持ちで、自由に過ごせるなんて!
と思いました。しかも部屋はWi-Fiが入るのでネットもできますし、OTTAVAも聴けました。とぎれとぎれでしたが。ただ夜の「Salone」は夜更かしになりそうなので明日のために寝ることにしました。

 

 

まぁベッドは普通に寝心地は良かったです。
バスルームの換気ができなくてちょっときつかったですが。
でもお湯も出ましたし、お部屋の風呂が狭いのは重々承知という感じでした。
ただ、ちょうど春節で中国人?と思しき観光客の人たちがたくさんいました。

 

 

1月28日(土)発表会当日

いよいよ、発表会当日になりました。twitterのほうも前日は22時で締め切らせていただいてさっさと寝てしまいました。私はどうやらチェックアウト時間を間違えて覚えていたらしく、「11時までにチェックアウト」ということで、「教室にリハーサルに向かうときにもうチェックアウトして荷物をもっていかないと無理だな」と思っていました。教室でのリハーサルは10時から。なので9時に部屋を出る目標でメイクしたり、片づけしたり朝ごはんを食べに行ったりしていました。

 

 

 

まぁホテル全般と値段の感覚ではまぁ割に合っているかな、と思いました。やはり朝食を食べているときに隣に中年(くらい?)の女性2人組の人たちが話しながら食事をしていて、「新宿だとカプセルホテルとかもあるにはあるけれど、どうもカプセルホテルは泊まった気がしなくて」と言っていましたし。私も結局その口です。

 

 

さらにここにきて3日くらい前から女子日が重なってしまったので「ホテル取っといて良かった~」と胸をなでおろしたものです。カプセルホテルのお風呂とか入りづらいじゃないですか。やっぱり。それにパフォーマンスを考えたらたとえ1万円を超えてもシングル部屋を1室取ったほうがいいと思ったのです。普通にベッドで寝たほうがやっぱりいいです。まぁピアノを弾くだけなので、貧血状態になりさえしなければ普通に演奏はできます。動く系だったらちょっときつかったかもしれませんね・・・

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教室でリハと衣装(下の写真)に着替えをして、まぁちょうど1時間でとりあえずどうにかなったかと思いました。

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ドレスはもっと丈が長いです。さらにウエストも同じシフォン地のベルトがあるのですが、ちょっとお腹が張っていたので方結びになってしまいました…首のところも後ろは結ぶようになっているので仮にテキトーに結んで、あとで先生に結びなおしてもらいました(笑)ちなみにこれ、Amazonで3500円くらいで買った安ドレスです。でもデザインがシンプルなのと、まぁ私の体形(おデヴ)でも入ったので、これからも活躍予定です!

 

 

同じ部にでるほかの生徒さんと一緒にタクシーに分乗して、オペラシティに向かいました。でも本当に直線を進むだけなのですね。エスカレーターを上がった感じがこうです。左が東京オペラシティ タケミツメモリアル(大ホール)です。
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近江楽堂の入り口です。


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お花が飾ってありました。

 


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中はこんな感じです。開演前に撮りました。


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天井はこんな感じ。現代的な建物の教会とかこんな感じですね。音の響き方も近いものがありました。


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横画面です。どうやら場所を借りて結婚式も挙げられるようですよ?!


とりあえず、パフォーマンスとしては前回のサントリーホールのブルーローズでのブラームスのぐちゃぐちゃっぷりよりはかなり落ち着いて弾けたかな?という感じがします。このあたりは先生からも講評をいただかないと何とも言い難いですが。ただ、ヒールの靴で弾いたので、普段よりも椅子を高めにしたら、なんだか椅子が高いほうが見晴らしは良くなって、鍵盤も楽譜もよく見える!まぁチビ(デブ)なのでついつい低くしてしまうのですが、ヒールの靴も悪くないな、と思いました。

 

 

ただ、他の生徒さんの演奏も聴いていたのですが、まぁプロの演奏家ではないですし、現地でのリハーサルがなかったので、ペダルの踏み方が悪いと「グワァン」としてしまったり、残ったり濁ったりして踏み方は気を付けないといけないな、と思いました。