piantinaの日記

日本のとある教会で弾いてるオルガニストの毒にも薬にもならない戯言

往きも帰りも珍道中。人生もきっと珍道中。

こんにちは、Piantinaです。

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5月というと新緑、という勝手なイメージで、ちょっとそれっぽい素材を選んでみました。

 

 

きのうもまた、自助グループの集まりに行ってまいりました。
行くまでが実はとても珍道中で、なんと帰り道もまた珍道中という交通に関しては散々な1日でしたが(どちらも東京駅経由)、会そのものはまたしても私にとって非常に有意義な時間でありました。帰りなんかは正直「家に帰れないかも…正直そうなったらそれでもいいかな」と思ってしまいましたが、なんとか家にたどりつきました。

 

 

会のルールがありますので、感想に関しては私Piantinaが感じたままのことを書いていきますので、ご了承ください。

 

支度をして気づいたこと

まぁ昨日の行きと帰りが珍道中になったのは支度にアレコレ時間がかかったというのもありますが、ふっと思ったのです。「あれ、自分、ストールまいたり、メイクしたりしてるじゃん」と。実は私自身は結婚前にうつの既往歴がありますが(そのまえには社会不安障害もやっていましたが)、これまではちょっと「とりあえず見る人が変に思わなきゃいいや」くらいにしかしていなかったので、ある意味女性でメンタルにきている人が「調子がいい・悪い」のバロメーターが「似合っているかいないかはともかくメイクをしたりおしゃれをする(しようとする)」というのがあるんじゃないかと思います。

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これは私自身も経験済みですが、「うつ」が酷くなると、とにかく「何かをしよう」というやる気すらなくなります。脳がいっぱいいっぱいで何かを決めたりとかなかなかできなくなってきます。私の場合はカサンドラ症候群でも「抑うつ」というよりは、元々の社会不安障害の症状がぶり返したのとそれにプラスして過敏性大腸の症状が出てきてしまったという感じです。

 

おそるべし、あさイチ

やはり昨日は「あさイチ」でカサンドラ症候群を取り上げた反響ということもあったのかもしれませんが、いつもより多くの人が集まりに出ていました。おそるべしあさイチ。いくらSNSやネットの動画コンテンツが増えたとはいえ、地上波テレビの影響力はハンパないです。毎度のようにグループで話をしていると「あ~これ!うちもある!!」ばっかりで、発達障害の出方は人それぞれ(その人の生育歴や置かれている状況で変わったり、ADHDかASDかでもかなり変わってくる)なのに、不思議なものです。その日初めて会った人とお話していてもそうなります。

 

 

ただ、思い返してみると「あさイチ」、あれは「夫が発達障害」なことを取り上げたかったのか、「夫が発達障害で苦悩している妻」を取り上げたかったのかがいまひとつ焦点があっていないような、さらにはゲストが栗原類さんでADDであることを告白してしまったことに注目が集まってしまって、さらには「家事のやり方やToDoリスト」をきちっと作ったら夫が家事や育児を手伝うようになってしまったとかで山口もえさんが「理想の夫婦!」と言ってしまったこととか(あくまでも映像として”家事や育児を手伝っているご主人”は結果であり表面的なところであって、そこまでに至るプロセスの描き方が簡潔すぎていたような)、なんだかちょっと「カサンドラ症候群」というのが「なんだ、ただのわがまま病な奥さんじゃないか」「夫を発達障害に仕立て上げようとするとんでもない嫁」とか思われるのは心外です。

 

 

アンケートにも書いたのですが、「薬のような即効性」というのは自助グループの集まりに出て話すことにはない(会に出たからといって夫が普通の人に変身してくれたり、自分自身が違う自分にいきなり魔法にでもかかったかのように変身したりすることはない、という意味で)のですが、毎月毎月出るようにしていると「ん?ちょっと自分、変わってきたかな?」と思えてくるようになりました(あくまでも私の感覚ですので、一概に全ての人に当てはまるとは言えません)。私はスタンスとしては別れる方向(離婚など)に持っていくわけでなく、慌てているわけでもないので、「いかにして添い遂げるか」のほうに重点を置いているので、川が岩を削っていくような感じで、時間をかけて変わっていければなぁと思っています。