piantinaの日記

日本のとある教会で弾いてるオルガニストの毒にも薬にもならない戯言

今週のお題「今年買ってよかったもの」―その4本編―

本に関しては結構色んな本をamazon経由で購入したので、どれがよかったか決めるのは難しいけれど、「読んでよかった本」を選ぼうと思います。

まずはやはりこの2冊でしょうか。

 

『失職女子。-私がリストラされてから生活保護を受給するまで-』大和彩著

『最貧困女子』鈴木大介著 

大和彩さんの『失職女子。』に関しては本よりも先に彼女のブログのほうを先に読んでしまっていたのである程度は内容が頭にあったのですが、実際の『失職女子。』の本を読んでみて、「ああ、なるほど、彼女はこんな経緯があって今こうしているのか」ということがよくわかりました。大和さんがいち早く生活保護から脱して、「生活保護受給歴のあるブロガー、ライター」みたいな形で活躍できればいいなと願っています。夫は「この人、バブルの時代だったら生活保護なんて無縁だったんじゃないかな」と言っていました。

これらの本を読んだ感想や思ったことなどを書いている記事を紹介いたします。

 

『失職女子』と『最貧困女子』を読んで - asterixxxの○○嫁日記

 

音楽関連編

音楽関連ではやはりこの本が年間にわたって、「自分のピアノを変えてみよう」と思ったきっかけとなる一冊になりました。

『挑戦するピアニストー独学の流儀ー』金子一朗著

 

この本を読んで、改めて「和声を勉強しなおさなきゃ」という気になれましたし、なんだかんだでまだまだ和声の勉強が終わっていないので来年も引き続き、という形になってしまいましたが、それでもこれまでの「自分の聴覚に頼る」形のアプローチから「自力で楽譜を読んで音楽を立体的に組み立てる」というアプローチへ「自分が変わる」一冊になりました。またその影響でこれらの本を購入しました。

 

『現代ピアノ演奏法』に関してはまだ届いたばかりなのでまだまだ内容が読めていない状況です。アナリーゼもまだまだ最初のほうだけちょっとやってからはまだ進んでいないので引き続き来年も勉強を続けないといけないなということになってしまいました。

 

自己啓発

究極の自己啓発本は聖書だと思っている私です。が、デール・カーネギーの『人を動かす』などは買って読むべきな自己啓発本だと思っています。そのデール・カーネギーに影響を与えたのがアルフレッド・アドラー。これは実は教文館でたまたま『嫌われる勇気』というタイトルに心惹かれてついつい衝動買いしてしまいましたが、まさに「ありの~ままの~♪」自分でいられるには?ということについて非常に分かりやすく書かれていて、今年のベストセラーになっていてもおかしくない本ではあると思います。

 

キリスト教関係

 一応挙げておきたいのが、キリスト教関係。
今年のNHKの朝ドラ(「花子とアン」、「マッサン」)はなぜだかクリスチャンの方が主役になっているのでなんだか教会の宣伝になっているのかなってないのかよく分からない感じですが(ただ非常に宗教色が薄くなっているのでちょっと物足りない描き方をされているけれど、これは仕方が無いのかと思っている)、とにかく「もしかしてNHKのドラマ制作の関係者の中にクリスチャンがいるのか!?」と勘ぐってしまうほど多いので、まぁガイドブック的に色んなキリスト教の教派(仏教で言う宗派なのですが、キリスト教の場合は教派といいます)を横断的に紹介している本です。どちらかというと、これは「これから教会に行ってみようかな」という人向けではなく、英米やヨーロッパ、ロシアなどの翻訳をされる方向けの面も非常に多くありますが、読んでみると「へぇー」となる一冊です。カトリック東方正教会からカルト?異端?まで幅広く紹介されています。