piantinaの日記

日本のとある教会で弾いてるオルガニストの毒にも薬にもならない戯言

発達障害(疑いも含む)のパートナーの自助グループの集まりに行ってきました。

みなさんこんにちはasterixxxです。
だいぶ遅れてしまいましたが、発達障害者のパートナー(法的に配偶者ではない関係の方もいるため、”パートナー”と言わせていただきます)が陥る「カサンドラ症候群」の女性たちの集まりの会へ行ってきました。まぁ、私は夫が早い段階で「発達障害」の診断を受けており、「もしかして自分はカサンドラ症候群になっているかもしれない」と思うところが折々にあるのです。

 

 

全国でじわじわと声をあげ始める”カサンドラ”たち

近頃ではだいぶメディアでもこの「発達障害の夫を持つ妻たちの苦悩」のようなものが取り上げられ始め、正式な疾患ではないけれども一部の精神科医の方も「発達障害者を家族に持つものが抑うつ状態や心身の不調を訴える」ケースを認めていらっしゃる方もいますし、「大人の発達障害」を専門的に診る病院では「発達障碍者の妻(または夫)」の自助グループを設置するところがあり、全国的には数はまだ少ないものの各地で「カサンドラ症候群の女性たちの自助グループ」が増えつつあります。

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私はその中のとある自助グループの「わかちあいの会」に月曜日に参加しました。
月曜日の午前中というのに10人前後の30代~60代の「未診断・診断済みの発達障害のパートナーをもつ女性たち」が集まりました。
会費は500円ですが、お菓子・お茶(紅茶とコーヒー)がありました。

 

集まった女性たちのバックグラウンドとしては、
発達障害とみられるパートナーのほとんどが未診断(診断済みなのは私だけでした笑)、1人はもしかして近いうちに診断を受けるかも……?という方も。
・その仕事に関しては問題なく、むしろ職場での評価が高いので経済的に困ってはいない様子(もしかして経済的に困っていたり、得意な分野と苦手な分野の差が激しいのはウチくらいでしょうか…汗)
・ASD(アスペルガー)系とADHD系がだいたい半数ずつくらい(話の様子で)。ちなみに私の夫はASDの診断済みです。

・子どもに何らかの支障があってから(子どもも発達障害だったり、学校でうまくやれないなどのトラブルを抱えている)「もしかして夫は発達障害では?」と思ってやってきた人もちらほら。

・年季の入っている人もかなり多い(結婚してまだ10年経っていないのは自分くらいです笑)

 

どうしても「カサンドラ症候群」系統の掲示板などを見ていると罵詈雑言か「離婚してやる!!」的な殺伐とした感じだったので、「夫の悪口大会になってしまっていたら…」とは思いました。しかももっと「病んでいる」人が多いのかな…とも思っていました。むしろネットの掲示板の場合は相当感情的になってしまっているのかもしれません。ネットですしね。

 

実際は「発達障害の夫あるある」になっていた

同じような「発達障害系」のパートナーがいる人たちで集まると案外「ああ~これ、うちもあるある!」と「発達障害の旦那あるある」になってしまっていました。やはり「アスペルガー系」の話の人は「ああわかりますそれ!うちもそう!」という感じでした。知的障害のない自閉症なものですから、だいたいそういった系統のパートナーがいる人の話では「仕事は優秀」だったり「高学歴」だったりとなるのです。そして「極度のケチ」というのもあります(笑)だって今は僻地に住んでいるので高速利用するのでコンパクトカー、その前は日本で一番売れていた某軽自動車でしたよ(笑)

 

 

またケンカになると相手を一方的にまくし立てる(しかもやたら筋が通り過ぎているからやっかい笑)一面や突如癇癪を起こすところもあるのも共通していることがわかりました(これが困るんですよ…「突如」ですから)。まぁ評価するものというのがない特殊な仕事ですし(人事考査なんてありません!仮にあったら夫の同業の人、夫も含め微妙な評価に…笑)、ある種の「専門職」に就けているだけの知的能力がある、というところでは言語IQなんかは高いのかもしれません。文系アスペ(自称)ですし。国語得意でしたし(笑)

 

 

ADHD系統はどちらかというと「あっちこっちで借金を作ったりトラブルを持ってくる」「お金の管理ができない」などといった「困ったちゃん系」な雰囲気が伝わってきました。あ、もしかして、これ、「男はつらいよ」の寅さんなんかはまさにそんな感じかもしれません(あちこち旅をしますし、帰ってきてはトラブルを起こす)。どちらかというとさくらさんの気持ちがわかるかもしれません。この手の系統のご主人の奥さんは(うちはそれはない)。

 

あまりに話が盛り上がりすぎて…

こういった会は案外「発達障害の妻がいる夫」よりも「発達障害(疑いも含む)の夫がいる妻」のほうが共感度が高くて、「よかった~!私一人でクヨクヨ悩んでいたのが、私一人じゃないのがわかった!!」となるので、女性のほうがいいのでしょうかね…。あまりに話が弾んでしまって高速バス1本遅く帰る羽目になりました(笑)1ヶ月に1回くらいのペースで出られたら、と考えています。