piantinaの日記

日本のとある教会で弾いてるオルガニストの毒にも薬にもならない戯言

すご~く久しぶりに自助グループの集まりに行ってきた話

みなさんこんにちは、Piantinaです。
怒涛のクリスマスも終わり、
週の前半はなんだかんだでまだクリスマスの疲れが残ったままで、
ようやっと疲れも取れてきたかな?というところで今度は年末年始。

 

 

ちょうど先週(22日)ですかね、すご~く久しぶりに自分が以前行っていた自助グループの集まりに参加してきました。
いつもは「行きたいなぁ」なんて思ってもなかなか予定が合わなかったり、
テーマが自分の求めているテーマでもなかったりとなんとなくスルーしてしまっていたのですが、
たまたまその回のメールを見たときにふと、「出てみようかな…」と思ったのがきっかけでした。

 

 

もちろんこれまでのとおり集まった人たちで自己紹介から自分の抱えている問題などを話し合う(もちろん会に参加するにあたってのルールもしっかりありますので、それを了解しているうえでの話です)のですが、
2部構成になっていて後半はリラックス方法を学びながら「将来への希望」を考えるということで、なんとなく興味深いなぁと感じたのがきっかけでした。

 

 

これまでは割と「すでに子どもがいる」人や「まだ正式な結婚には至っていない」という人と話すことが多かったのですが、たまたまその会では私と同じように「子どもがいない夫婦二人暮らし」の人がいました。その方のご主人は「受動型」とのことですが、驚いたことに「あなたはわたしですか?」というくらい似ていました。うちの夫は割と「受動型」というよりは「孤立型」のほうがなんとなく現状に近い感じがしています。大本は受動型タイプですが。受動型でも成長していく過程やあれこれと模索していった結果「孤立型」に至った感じです。

 

 

発達障害者と結婚するなら「子なし」も覚悟したほうがいい?(※個人差があります)

発達障害、ことにアスペルガー症候群(今では自閉症スペクトラムですが)の人と結婚して夫婦になって、「そろそろ子どもを・・・」と思ったときにお話しさせていただいた方はどうやら夫婦生活が「なかった」ようです。
そこではじめは「セックスレス」の相談をされているお医者さんの元に行って相談をしたそうです。 

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まだまだその当時は「発達障害」という言葉も今ほどメジャーではなく、「片付けられない女」とかそういう感じで精神系、心理学系統を詳しく調べている人や、もしくは精神科にかかっているような人とかではないとその発想はあまり思いつかないような感じでした。たしかに発達障害がメジャーになってきたのは本当に10年くらい前~この数年という感覚ですし、ことに今「バブル」状態でもあります。有名人もカミングアウトしているくらいですからね。

 

 

で、あるとき、「もしかしたら旦那さん、発達障害なんじゃ?うちの息子もアスペルガーって言われてね」と医師の方から告げられたのがきっかけでご主人の発達障害が発覚したとか。

 

 

で、あとあと以前見ていたネットの掲示板とかでやはり「レス」の人たちのスレッドを見てみると「相手が発達障害のレス」はなんだかもうそのスレッドの住人のひとたちの間では「まず疑ってみるべき要因」くらいの感覚で、かなり一般化されていました。これには驚き。私の方が今更になって知ることになるとは。でも、なんだか「あぁ~自分だけじゃない!」と変にふっきれてきましたw

 

 

まぁ確かにアスペルガーの人、ことに受動型系統の人が「レス」になるのはなんとなく超身近で見ていてわかるのです。まぁ、興味や趣味、知識を深めたり、性欲よりも知識欲を満たしたい方向に動くタイプですと、とん、とそっち方面にはぜんぜん興味が無くなってしまうのですね。浮気しているとか、自分で処理しているとかでもなく。まぁ、人間の脳みその容量にも限界がありますし、1日は24時間しかありませんし、それにさく体力もないとなると、まぁ仕方のないことでもありますし、定型(というか非自閉)が思っていることとは違う方向性で考えていることもあるかもしれません。

 

 

 

でも、不思議と私は「…あぁ!そうだったのか!!」と納得してしまったのですね。長年たしかにモヤモヤしていたことが解決したように思いますし、ある意味で「はっきりして」あきらめもついてきたというのもあります。

 

 

で、第2部の将来への展望なのですが、最初にリラクゼーションの練習みたいなことをして、呼吸をしたり、緊張を緩める練習をしました。なかなか良かったと思います。日常でも取り入れたいかなと思いました。だけども、なかなかそんな時間が見つからないんのですがね(笑)で、そこから「5年後の自分」をにタイムマシンに乗るイメージをして会って、どんな風になっているかをイメージするということをしました。

 

 

なかなかその会の時には残念ながらはっきりとはイメージはできませんでしたが(そういえばもともと催眠にもかからないタイプだった)、まぁ5年後……5年後にはもっと知恵があり、言葉に深みを持った人間になれていればなぁと思いますが、そういえば、過去に書いていたように思います。 

mayflower81.hatenablog.com

 まぁ、5年後よりも数時間後に迫った2017年はどうなるんだよ!?となるのですが、まぁ2017年もなるべく楽しく健康に、そしてもっともっといろんな「知恵」もつけていきたいですし、人とのつながりも大事にしていきたいなと思っています。

 

 

それでは皆様、どうぞよいお年を!!

ひとまず、2016年最後のご挨拶です。

みなさんこんにちは、Piantinaです。
いよいよ今年最後の日、大晦日になりました。
やはり、年越しそばを食べ、紅白を見ながら今年を振り返り、「ゆく年くる年」を見て新しい年を迎える…という感じですかね。

 

 


大掃除は年末年始休み最初の日にほとんど仕上げてしまって、特にやることもありません。最後の最後、台所のコンロの五徳を重層でシュワシュワ煮ています。終わったら早速お雑煮にとりかかり、年越しそばをゆでます。今年は温そばの予定です。

 

 

さて、2016一年間、この「piantinaの日記」のお読みになっていただき、読者になっていただき、そしてブックマークしてくださった方。本当にありがとうございます。感謝申し上げます。今月のPVも10000を超え、累計のPVも18万4000を超えることができました。読んでくださった皆様のおかげです。本当にありがとうございます。読者も20人程度だったのが気が付くと50人近くになり、倍近くに増えました。

 

 

私はというと今年はあまり記事をアップすることができなくて、なんだか申し訳がないのですが、来年も毎日、だとちょっと大変なので、できる限り間をあけないでブログの更新をしていければと思っています。あるていど時間が必要なので家事の片手間、という感じにはなかなかいかないのですがね。

 

 

今年は4月にOTTAVAのプレゼンターでもありピアニストの本田聖嗣さんのサロンコンサートにたまたま席が当たって行ったら、リスナーさんと実際にお話をしたり、twitter上でつながることができ、結構twitterの方でいろいろとつぶやくことが多くなり、そうしていたら、不思議と夫と同業者の方ですとか、クリスチャンの方がフォロワーになってくださったりしています。

 

 

結構そこらへんで絡んでくださって、ネット空間上ではありますが、いろいろと交流ができていることに本当に「ありがたいことだな」と思っています。私自身は自閉でもないので、やっぱり「人と人とのつながりはあったほうが大事」ととらえるタイプですので、かなり教会の日常(の愚痴もあり)みたいなのをつぶやいていたりするとリプライをくださったりして、共感したりしあっているのがなんだか楽しいです。

 

 

一方で今年「やめてしまったもの」は靴下の重ね履きです。去年というか昨シーズンは結構はまっていたのですが、今はあまり重ねなくなりました。やっぱり動きにくいんですよね、あれ。靴も大きなのを買わないといけませんし。合理的じゃないな、と思ったのと、やっぱり健康を保つ秘訣というのはあまり「余計なことをしないで基本に立ち返る」ことなのではないかなと気づいたからです。

 

 

世間的にはいろんなことでにぎわっていましたが、私の中では割と穏やかではありますがそれなりにいろいろと広がっていったような1年であったと思っています。どうぞ、皆様方もよいお年をお迎えください。

クリスチャン歴10年超の私が教える!クリスマス・イヴ礼拝を楽しむコツ

みなさんこんにちは、Piantinaです。
いよいよ、クリスマス直前。
ご予定は決まっている人もいれば「何もすることがない」という人もいれば、家でのんびりしていようかな…という人もいるでしょう。家族でテレビなどを観たり、恋人とデートの予定がある。それぞれの過ごし方があるでしょう。

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私はキリスト教の洗礼を受けてから、この12月24日、25日はだいたい教会で過ごしてきました。そうじゃないときもなかったわけではないですが、だいたい平日でもイヴ礼拝もクリスマス礼拝も出ていたように思います。始まるのも夜ですから出席は不可能ではないですし、休みを取っていたこともあります(忙しい時期なのに迷惑ですね…)。

 

 

そんな私からしてみれば、「せっかくのクリスマス、教会に足を運んでみたらいいのに!」と思います。日本におけるキリスト教徒の割合は人口の1パーセント未満。すごく少ない割合なんです。だけども、教会の扉は広く開かれているもので、誰もが入れるようになっているのです。

 

 

 

特にこのクリスマスシーズンは、普段は「教会ってなんか入りずらい…」とか「私は罪深い人間だから教会なんてところにはいっちゃいけないんだ」とか思い込んでいる人はいますが、私が知る限りのクリスチャンの人はみんなビックリするほど「フツー」の人です。これはホントです。清らかな人たちしかいない、なんてことはありません。

 

 

なお、ここでひとつおさらいですが、「クリスマス・イヴ」とは「降誕日前夕」と訳されていますが、「前の日の晩」とはいえ、聖書の世界では「日没からが次の日」というカウントになっていますので、教会の中では「12月24日の日没以降はクリスマス」なのです。ですから「クリスマス・イヴ・イヴ」というのはぶっちゃけ和製英語です。気を付けましょう。

 

最初はキャンドルの光だけ!幻想的なイヴ礼拝(これはどこでもやっています)。

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だいたいの教会ではイヴ礼拝というと、教会の照明を落として、真っ暗闇の中から礼拝を始めます。別にわざとでもなく、単純な「雰囲気づくり」なだけではありません。暗闇の中に生まれた光の子、イエスを表しています。まぁオルガンを弾く私からすると「あ~暗くなると楽譜とかが見づらい~!!」となってしまいますが、なんとか楽譜に照明をあてて弾いています。

 

 

まぁ受付をするときに式次第とキャンドルを持たされて、受付の人が火をつけてくださいます。くれぐれも扱いには注意!でもなんだかその雰囲気が特に女子にはいいんじゃないかと思います。まぁ礼拝の途中から照明つけてしまいますがね。

 

 

音楽好きさん注目!パイプオルガンやハンドベル聖歌隊などの音楽を楽しもう(ある教会とない教会があります)

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教会の音楽、というとやはりオルガンや聖歌隊ハンドベル
音楽好き、ことにクラシックが好きな人にはまずこれを思い浮かべると思います。クラシック好きでなくとも一度パイプオルガンの荘厳な響きを耳にすれば、たちまちとりこになることは間違いないと思います。ますますクリスマス気分が高まるような気がします。聖歌隊も力を入れているところは非常にレベルが高い演奏をして、さながらコンサートに来ているかのような感覚ですが、入場は無料です(献金のかごや袋などが回ってきます。額は出せる額でかまいません)。

 

 

ところによってはパイプオルガンではない教会があったり、聖歌隊が結成されていなかったり、というところもありますが、結構このイヴ礼拝を担当するオルガニストはだいたいその教会で一番うまい人が演奏をすることがありますので(私の教会は私しかいないのでごめんなさい)、それだけでも「わ~レベルの高い演奏をただで、生演奏で聴けるなんて」と思えるかと思います(でも献金のかごや袋が回ってきますので、少額でも構いませんのでご協力お願いします)。

 

 

イヴ礼拝の後は各自持ち寄りでパーティが催されているところもあります

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だいたいクリスマス・イヴ礼拝は教会によりますが18時くらいから始まります。終わるころにはだいたい19時、19時半近くになっているかと思います。ところによってはみなさんで料理やお菓子などを持参して礼拝後のパーティを催しているところもあります。

 

 

「えっ?!これって信者さんしか入っちゃいけないパーティなんじゃないの?!」とお思いのアナタ。そんなことはありません。礼拝に参加された方ならどなたでもご参加いただけます。まぁ信者になると教会によってはそれぞれ「イヴ礼拝の後の祝会(パーティのこと)、何を作って持ってくるか」ということでそれぞれチキンだったり、サラダだったり、お菓子だったり。主婦の人も多いですので、腕によりをかけて作っている人もいます。

 

 

今の教会では地方ということもありますし、ご高齢で料理がままならないという方が多くなってしまったのと、そもそもの人数が少ないということもあいまって、祝会が開けなくなり、次の日のクリスマス礼拝の後に管理教会でお昼を食べるということになってしまっています。こればかりはそれぞれの教会の事情もありますのでお察しください。なお、我が家では店屋物のピザやチキン、グレープタイザー(ワイン飲んで酔っ払っては深夜のミサができなくなるので)とポトフを予定しています。

 

教会の看板から勝負!教会の牧師さん、神父さん渾身のクリスマスメッセージを聞いてみよう!(これはどこの教会でも必ずやります)

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よくよくtwitterなどで「近所の教会の看板の説教タイトルが面白い」という写真が度々話題になっています。説教にタイトルを付ける牧師さんもいればつけない牧師さんもいます。「つけたくない!!」という牧師さんもいます。「タイトルを付けることでタイトルばかり気合が入ってしまって内容がない説教になってしまったら意味がない」というのもあるそうです。

 

 

やはりクリスマスとイースターキリスト教の大きな祝祭日でもあります。特にイエス・キリストの生涯にかかわった祝日はだいたい大きな祝日として礼拝を執り行います。そして、特に「書き入れ時」のクリスマスですから、「今日初めて教会の中に入りました」という人にも伝わるようなメッセージを書くのにかなりの時間を費やしています。

 

 

ある程度規模の大きかったり、施設を持っている教会などですと、そこのクリスマス会でもメッセージを話さなければならないので、そのたびに原稿を書いているのです。さらにはご新規さんだけでなく毎年来ている信徒さんもいますから、「あら、あの先生、毎年一緒のこと喋ってる」と思われてしまったらそれもそれで「え~」となってしまうので、忙しい中「今年は何を語るか」と練っているのです。

 

 

 

まぁ、説教はすご~~くまじめに語る聖職者の方もいますが(大半がそうですが)、中には落語家顔負けに面白くて聴きごたえのある方もいらっしゃいます。ただ、面白い方向に話す方も、まじめに話す方も「この日のために」真剣に練っているのは確かなので、聞いてみてはいかがでしょう。何か気づかなかったことに気づかされるかもしれません。

 

 

 

いかがでしょうか?
こんな感じで、「教会のクリスマス」とはどんなものかと書いてみました。
ご予定がまだ決まっていない人!是非とも近所の教会でもいいですので、足を運んでみてはいかがでしょうか?だいたいそこに昔からあって、教派がカトリック(世界最大の宗教団体)、日本基督教団(日本のプロテスタントでの最大派閥)、日本聖公会(江戸末期からの英国国教会の流れをくむ老舗教派。立教大学聖路加国際病院などが有名)と書いてあればだいたい初めて来た人に猛烈な勧誘をしたりむちゃくちゃなことはしないだろうことは保証します。

縁の下の力持ち、コレペティさんについて思うこといろいろ。

みなさんこんにちは、Piantinaです。
今日は「コレペティ」について思ったこと(あくまで私が思ったこと)について書きたいと思います。

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まず、「コレペティって何ペティ?」と思われそうなので、とりあえず、Wikipediaの「コレペティートル」のところを引用させていただきます。

コレペティートルドイツ語: Korrepetitor / フランス語: corépétiteur)は、歌劇場などでオペラ歌手バレエダンサーに音楽稽古をつけるピアニストを言う。ドイツ語圏では実際には「コレペティートア」と発音され、「レペティートア」(Repetitor)「ゾーロレペティートア」(Solorepetior)とも呼ぶ。日本では「コレペティトール」と呼称、表記されることが多い。英語圏ではフランス語に由来する「レペティトゥール」(繰り替えす人)という言い方が用いられる。給料の面ではソリスト扱いである。 

オペラにおいては、各配役に対して実際の公演の際のオーケストラが奏でる音をピアノで演奏し、個人練習の伴奏と助言をすることで、歌手の譜読みや暗譜、更に発音矯正の手助けをし、音楽への理解を深めさせる仕事である。その職に必要とされる言語も最近はフランス語イタリア語ドイツ語だけではなくてロシア語までは最低要求される。ただ単にピアノ譜を弾くだけでは済まず、オーケストラ・スコアでの初見演奏・無調・プレストの弾き歌いや穴埋めまで要求される。

かつての名指揮者は、キャリアのスタートをこの職から始めることが多かった。ヴィルヘルム・フルトヴェングラーヘルベルト・フォン・カラヤンゲオルク・ショルティなどは、若い頃この職を経験している。現在の指揮者はコンクールでの入賞をきっかけに活動を行う人が多くなったが、それでも、ウルフ・シルマーやファビオ・ルイジクリスティアン・ティーレマンのように、この職からたたき上げた指揮者も存在する。

 

Wikipediaより「コレペティートル」) 

 まぁ、サックリ言ってしまえば「(ピアノ)伴奏者」です。
よくよくヴァイオリンとかフルートとか声楽の方のソロの演奏会などで伴奏をされているピアニストの人っていますね。あれです。

 

 

まぁ私はいつまでたっても学習者の域を超えない(超えられない)ピアノ弾きで、田舎の教会でぼちぼち(といっても毎週、年52回×2教会分)足踏み式オルガンを弾いているという教会オルガニストなわけですが、まぁ伴奏、やったことがないわけじゃありません。「ピアノが弾ける」ということで学生時代の合唱コンクールのクラスの伴奏をやったこともあります。

 

 

 

まぁ教会オルガニスト(業界用語ではParish Organistという)だと、礼拝の種類によっては一人で弾いている場面というのもありますし(聖体拝領時とか)、結婚式なんかではある意味で「ここが見せ場!」みたいな場面(新婦入場とか新郎新婦退場とか)を弾いたりしますし、何より動画撮影されていると自分の音が残ってしまうわけです。「間違えられない!」というプレッシャーもありますが、でもやっていて一番やりがいのあるところではあります。まぁ、もちろんやっている比重が多いのは「聖歌やチャントの伴奏」なのですがね。

 

 

 

まぁ、なぜ、コレペティについて書いてみようかな、と思ったのは、某SNSでクラシック系のグループにいるのですが、現役のコレペティを専業にされている人が不満げなのですね。たしかに、注目が行ってしまうのはソロ楽器の演奏者、となりがちですし、見ているほうもついついソリストさんのほうに注意が行ってしまうのですが、私のように「せっかくだからピアノも聴いちゃおう」なんて思ってる人は少ないかもしれません。

 

 

また、コンサートの主催者も意識が「主役はソリストさんだから…」みたいな感覚があるのでしょう。もちろん会場に来る人もソリストさんのファンが多数派で「いや、伴奏聴きに来たんだよ」って人はごく少数でしょう。オーケストラとかだとまぁ「○○オケのファン」という人もいますからまた話は違いますし、伴奏されるピアノの人がそれなりに知名度があったりファンのいる人でしたらわかりませんが。

 

 

で、結局「素人」の私が何が言いたいかというと、「いやいや、伴奏者でもにこやかで楽しそうな人、いますよ」と言いたいのです。
私は今年になってクラシックのインターネットラジオOTTAVAのサロンコンサートに何度かお邪魔しているのですが、サロンコンサートではピアニストでもありOTTAVAプレゼンターの本田聖嗣さんとソロ楽器の方、という組み合わせだったり、ピアノの連弾だったりするのですが、先日のOTTAVAのクリスマスコンサートでふと気づいたのは、「本田さんって、結構伴奏しているときにこやかに弾いているなぁ」と思ったことです。

 

 

もちろんソロで弾いても上手いですし、もちろんソロでお弾きになるのが本業なのかもしれませんが、一人でしゃべらせてると少々進行に影響が出そうですがまぁMCはしゃべれますが(別名「ダジャリスト」「ダジャレ王」と呼ばれているくらいですから)、結構伴奏をされているときの表情が楽しそうなのですね。まぁピアノの演奏だけでなく室内楽の方も学んでこられたというのと、おそらくフランスに長くいたこともあって「やるなら楽しそうにやらないと」みたいな空気感がきっと日本よりもあってそうなっているのかもしれません(いつかそのあたりのことなどをメールにして番組あてに送ってみたいと思います)。

 

 

 

ただ、どの楽器においてもそうなのかもしれませんが、「こんなに私はがんばってるのに!」「失敗できない!どうしよう!」とか、演奏しているときに思っていることというのは演奏者自身が思っている以上に音に出てしまっているのではないかと思うのです。「ココロの持ちよう」なのかもしれませんが、やっぱりよくアスリートの人も言っているようにたとえ脇役であっても「本番を楽しみます」と言えるようになれたらなぁと思います。

 

 

もちろん、ソリストさん目当てで演奏会に行っても、「ピアノを弾いている人はどんななんだろう?」と思って見てみるのもいいかもしれません。

今年もOTTAVAのクリスマスコンサートに行ってきました。

みなさんこんにちは、Piantinaです。
昨日は豊洲シビックセンター・ホールで行われました「PrimeSeat 1st Anniversary Buon Natale! OTTAVAクリスマス・コンサート2016」に行ってまいりました。

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昨日のパンフレットと買ったものです。あ、光の関係でいちむじんさんの顔が光っちゃってるのと、辛島小恵さんのお顔がしげるん石鹸で隠れてしまってごめんなさい・・・

 

 

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私は今回のコンサートは事前予約をしておいてチケットを取りました。まぁ、「12月といっても平日ならまぁお葬式とか入らない限りは大丈夫かな・・・」と思い、そして、「限定300名様」というなんだか少ない数だったので「早く確保しておかないと」と思ったためです。事前予約で予約して入金したらチケットが届きました。それがこの中身です。


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チケットです。自由席でした。


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おまけ(?)としてついてきたOTTAVAのステッカー。

 

 

当日は

 昨日は18時開場、19時開演ということで、「17時までに東京についていればおそらく余裕でちょっとご飯を軽く食べてから会場入りできるかな?」と思っていました。ところが、高速バスの時刻表を見ていたら15時発のバスは「土日運転」とあったので、それの1時間前の14時発のバスに乗りました。まぁ、1時間余裕がさらに生まれてしまいましたが、道が渋滞しているかもしれない、という可能性も捨てきれません。平日なのでせいぜいアクアラインで混雑するか、もしくはその先の首都高で混雑するかというところですが。

 

 

で、行きはとりあえず新橋に出て、「ゆりかもめ」に乗ってみました。どうやらゆりかもめだと駅直結ということでしたので、乗ってみました。あまり用事がなかったので、実はゆりかもめに乗ったのは初めてかな?あのあたりに行くというとりんかい線のイメージがあります。着いたらこんな感じになっていました。
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ずいぶんと時間が早かったので、豊洲の町をとぼとぼ歩いていました。
人が多いなー。ビルというかタワーマンション多いなー。自転車率高いなぁー。と思いながら。ちょうど夕方なので子どもの習い事に迎えに来ていたりするお母さんが多かったのでなんだかそんな感じでした。館山でも子ども2人のせて走れる電気自転車みたいなのに乗せてるお母さんもいないわけじゃないですが圧倒的に多いのが車でお迎えなので、そのあたりがやっぱり住んでいるところで微妙に違ってくるんだなぁと思いました。おそらく地元でそういう自転車に乗れるお母さんというのは市の中心部に住むお母さんじゃないとできません。

 

 

結局軽食といいつつ、「終演後じゃたぶん食べてる余裕ないから」と結局近くのマックに行ってしまいました。時計があったので時計とにらめっこしながら「そろそろかな?」と思ってお店を後にしました。

 


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行ってみるとちょうど開場のところで、ピアニストでプレゼンター、昨日は大活躍の本田聖嗣さんがいました。開場を待っている人たちもすでにいて、「はっ!食べてる場合じゃなかった」と思いましたが、たぶん帰りは急がないとまずいだろうと思っていましたので、まぁよかったと思うようにしないといけません。

 

 

会場でもすでに顔見知りのリスナーさんとも会えて、さらにその方のお知り合いのリスナーさんとも挨拶をしました。開演前にはいつも聴いている(割にメールとか出してない)ゲレン大嶋さんともお話ができましたし、土曜日の「OTTAVA Navi」に交代で出ている小室敬幸さん、長井進之介さんともお話をすることができました。

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開演前の様子です(できるだけ人が写らないように取りました)。後ろが開くとレインボーブリッジなどきれいな夜景と音楽を楽しめるようになっています。うちのピアノ教室もこういうところで発表会やらないかな…?ピアノはイタリアのメーカー「FAZIOLI(ファツィオーリ)」。

 

まず最初はプレゼンターでもありピアニストでもある本田聖嗣さんのピアノ独奏でした。ピアノがファツィオーリというイタリアのメーカーさんのもので非常にまだ日本国内でも数が少なく、そして音色にも定評のあるピアノということで、イタリアの作曲家、もしくは得意の(パリ音楽院に留学経験がありますし)フランスの作曲家によるイタリアものということで3曲演奏されていました。スカルラッティの「ソナタイ短調」、レスピーギリュートのための古い舞曲とアリアの「イタリアーナ」(ピアノ独奏版)、フォーレの「シシリエンヌ」でした。

 

 

次はいよいよ「新ユニット結成、ユニット名発表!」ということで木曜日の夜の「OTTAVA Salone」のプレゼンターでもある音楽ライターの飯田有紗さん(トイピアノ)と鍵盤ハーモニカ奏者菅谷詩織さんのユニット名と演奏が披露されました。ユニット名は「一番町小町」(なんだか「大手小町」とか「赤坂小町」のよう…)とのことで、3曲ほど短い曲を披露されました。

 

 

 

GMこと斎藤茂さんは「ミニスカサンタがいい」と言っていましたが、お二人ともそれを見事に裏切る恰好でしたがある意味でワンピース好きかつウォッチャーの私からすると飯田さんのワンピースも菅谷さんのワンピースも三ニスカサンタより着こなしの難易度が高いワンピースだと私は思います。菅谷さんのワンピースも菅谷さんがすらっとした体形で背が高いから似合いますし、飯田さんのワンピースもあれは「背が低くて太りすぎていない」人だから似合うと思います。あの手のワンピース、本当に似合う人はすごく少ないと私は思っています。

 

 

そのあとはギターデュオの「いちむじん」さんのステージでした。実は「いちむじん」のお二人はもうこのお二人で演奏する機会は今回を含めてあと残りわずかだということ!まぁよくユニットやバンドで「メンバー脱退(今だと卒業って言うんですかね?)」とか「新メンバー参入」ということもありますが。大河ドラマの「龍馬伝」の「龍馬伝紀行」はなんといちむじんさんの演奏だったんですね!(もうすっかり頭が「真田丸」に移ってしまったので思い出すのに時間がかかりました)。これぞ!という感じのフラメンコを思わせるような情熱的な曲もありました。でも、最後の「ひだまり」は本当に一瞬一瞬がすごくいとおしい空気が流れていて、逆にあたたかなきもちになれました。

 

 

休憩はトイレが近い私は割とすぐにトイレに行ったのですが、そのあと、いろいろ物販などを見ていて、見ていたら10分終了しそうになっていました。

 

 

休憩のあとの後半戦はマリンバ奏者のSINSKE(シンスケ)さん。
マリンバというと以前いた教会でやはりマリンバを演奏される人がいたのですが(現在留学中)、「ピアノよりもマリンバの方がミスタッチの確率が高い(ピアノでもミスタッチする自分は一体…苦笑)」と言われていますが、さすがはプロ!すごく正確で、さらには「ああ、こんな音色も出るのか!」とか、テクニックにほれぼれしていたらあっという間に時間が経ってしまいました。

 

 

いよいよ最後のアーティストがソプラノの辛島小恵さんと本田聖嗣さん(ピアノ)です。辛島さんがOTTAVAのゲストでいらっしゃっていたのでしゃべる声とかなんとなくのキャラクターはつかめていたのですが、私が驚いたのは辛島さんの演技力や表現力!私は第二外国語でフランス語をやらなかったので、まったくフランス語が分からないのですが、辛島さんが「これでもか!」と表情豊かにアクションや振りなども入れながら歌われるので「この曲ってこういう感じなのかなぁ!」とすごく伝わるものがありました。大人の私ですらこうですから、きっと「サンタクロースシート」で聞いていた子どもたちにもきっと何かを感じ取ったのではないかと思います。おそらく辛島さんがすごく「伝えたい!」という気持ちが強い方なのかなと思いました。しかし、きゃしゃで細い体形なのにパワフルな声量で釘づけでした。

 

 

そして、アンコールとして、飯田有紗さんと本田聖嗣さんの即席「芸大卒プレゼンターコンビ」として「ホワイトクリスマス」を連弾で演奏されていました。さすがは芸大!という演奏でした。そして2曲目は辛島小恵さんたっての案で「きよし このよる」を全演奏者の合奏による伴奏、辛島さんのリードで会場全員で歌いました。本当に素敵な夜でした。そして、やっぱり生演奏はいいな!と改めて実感しました。以前「音楽は心の薬、魂の薬」とタイトルを付けていろいろな音楽を聴いた記事を書きましたが、なによりの薬が「やっぱり実際にコンサートに行くこと」だと思いました。

カサンドラはクリスマスと年末年始が正直しんどい

みなさんこんにちは、Piantinaです。
いよいよ12月も2週目にはいり、あと2週間ほどでクリスマス・イヴ、クリスマスです(早い…)!さらにその1週間後には大晦日、2017年の元旦です。
うひゃー!!

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アドヴェント・クランツですね。

 


私自身も教会のことなどがあってなんだか心が落ち着かなかったりして、さらには家計をやりくりするにはどうするかで頭を悩ませています。一応ボーナスが出て、私にも臨時おこずかいが出ましたが、使い道にあれこれ悩んでいます。まぁこっちの悩みに関しては楽しい悩みなので、「あれを買おうか、これを買おうか」と迷うのはある意味で楽しいのですがね。

 

 

なんとなく思うのはこの時期は「家族で過ごす」ということが多いように思うのです。まぁ、子どもがいる家庭ならばますますその色が強くなって、サンタを誰がやるとか、プレゼントはどうしようかとか頭を悩まし、チキンは、ケーキは…と「毎年恒例かつ当たり前のように食べているけれども、それ以外に選択肢が思いつかないようになっている」メニューに頭を悩まし…という時期です。

 

 

そこに、「夫がどれだけ協力してくれるか」というのが重要でもありますし、おそらく自閉症スペクトラムな人だと手伝ってくれないどころか、「なぜ、自分が関わらなきゃいけないのかわからない」とか、「俺がやる必要がない!お前が勝手にやってればいい!」「キリスト教徒でもないのに何を祝ってるんだ!」などあれこれ理屈をこねられて(時には怒鳴られて)「はぁ……」となってしまっているカサンドラな奥様もいらっしゃるかと思います。もう何年も「夫(父親)はいてもまるで不在のクリスマス」のご家庭もきっとあるかと思います。

 

 

しかも、今年はちょうどイヴ(イヴ、って”クリスマスの晩”という意味ですよ、という話はさておいて)は土曜日、クリスマスは日曜日と土日にばっちり重なるのですね。まぁ教会としてはまだ今年の暦はまだいいほうかなと思っているのですが、クリスチャンでもないほぼ9割9分以上の日本の家庭では「教会に行く」とかそういうのがまったくなく、「家族でやる季節のイベントごと」ですし、子どもがいればやはり「家族みんなでご馳走を囲んで祝ってプレゼントをもらったクリスマス」の思い出というのが心に刻まれていくのではないかと思うのです。

 

 

とはいえ、このクリスマスが終われば今度は年末年始。大掃除をしなくては、年賀状を出さなくては…となり、大晦日、新年に食べるものの用意、初もうでや新年のあいさつに「家族で」出かけなくてはなりませんし、人によっては帰省して、という形でその「帰省」がまたしんどいという人もいるかもしれません。電車や飛行機、道路が混んでいてしんどい以上に、「一緒に居なくちゃいけないしんどさ」もありましょう。

 

 

「もうそんなんなら別れちゃえばいいじゃない」というのは頭ではわかっていますし、きっとそういう話になると、そうリアクションされることもわかっていますから、「別れることが簡単にできれば苦労はないよ…」ということもありましょう。「離婚」にも非常にエネルギーが要るともいいますし、さらに「その後、子どもをかかえてどう働いていく?」ということも問題になります。

 

 

 

仕事をずっと続けている人がそういう選択をして定収入があれば「1人分の稼ぎが減ってしまった」で済みますが、そういう女性が多いわけではないでしょうから、「経済的なところで踏ん切りがつかない、離婚したら確実に貧困になる」と思ってグッとこらえている人もいるのかもしれません。もちろん妻(母親)だけの問題だけでなく、子どもの精神的な面にも大きな影響を与えますから難しいものです。まぁ私は子どもはいませんが、そうなったら「猫はどちらがひきとるか」で問題になるでしょう。

 

 

まぁ、今年の初めもこんなことがありましたから… 

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 どうか、すべてのカサンドラ妻&夫に平和なクリスマスとお正月がやってきますように……(祈)

医療系、健康系キュレーションメディアについて思うことを書きました。

みなさんこんばんは、Piantinaです。
ここのところネット上をにぎわせている「健康系、医療系キュレーションメディア」について思うことをちょっと書いておこうと思います。

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まず、私のブログ記事は結構「健康関連」の記事(メンタルヘルス含む)を書いているように思います。まぁ私の最大の関心事が「自分が健康であり続けること」であったりするので、どうしてもその手の話題が多くなってしまっています。そうじゃない話題のものもたくさんありますが、このブログでやはり読まれている記事は昨年大腸内視鏡検査を受けたという私の体験したことや思ったことのレポートが読まれているのですね。

 

 

もちろん、安くない検査代や病院までの交通費、そして下剤もまずかった!本当~にまずかった!!で、検査そのものも決して気分のいいものではないのですが、「こんな検査を受けてきました」「こういう気持ちになりました」ということをありのままに書いて、できれば多くの人に読んでもらおうと思って記事にしました。結果大病ではなかったのでホッとしましたが、あの時は本当に「大腸がんだったら…」「潰瘍性大腸炎だったら…」「クローン病だったら…」と思ったものです。

 

 

まぁ私自身この大腸内視鏡の検査を受けるのにいくつかの病気を疑ったのですが、参照してしまったのはやはりネットだったりしたので、「結局自分もそういうところをうのみにしてしまったか」とも思いましたし、いろいろと自分の気になる症状とか興味のある健康法とか調べてみるクセがついてしまって、たまたま見たキュレーションサイトなどにいきついて「へぇ」と思ったりすることもあったりします。

 

 

もしかしたら、私のそのいろいろと頑張って書いた「大腸内視鏡検査」の記事の一部や写真なんかもどこかにそのままコピペされているかもしれない。ネットに載せている以上はある程度は仕方のないものなのかもしれないのですが。まぁ個人的な暴露もあるのですが、私自身SEOの仕事にかかわって、いろいろなリンクを貼ったブログというのを書いたり(美容液とか自動車保険とかダイエットサプリとか)していたことがありました。

 

 

もうその仕事は辞めてしまいましたし、まぁ「そんなこともあったな」という過去です。むしろその仕事をしているときはあまり逆に個人的にブログを書こうとかいう気持ちはありませんでした。仕事で書いているのですから、なんか家に帰ってまでそういうのをやる気持ちにならないというのが正直なところでした。

 

 

あくまでも私がこのブログに書いている健康法の話とか健康関連やメンタルヘルス関連の記事はあくまでも「私Piantinaが個人的に体験した感想や思ったこと、感覚」で書いているものですから、どうか参考程度、「ああこんなことを感じている人もいるのね」くらいの感覚でお願いします。私は医者でもなければ医療関係者や専門的知識をもって書いているわけではないので、そのあたりをご了承いただければ幸いです。