piantinaの日記

日本のとある教会で弾いてるオルガニストの毒にも薬にもならない戯言

人生に影響を与えた本は何だろうと思ったら、ありました。

みなさんこんにちは、Piantinaです。

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今週のお題「人生に影響を与えた1冊」とありまして、「果たして自分の人生のあり方に影響を与えた本って何だったっけなぁ~」と思っていましたら、ありました。去年読んだ『嫌われる勇気』の話はすでに何かしらの記事になっていたかと思いますし、違うものを挙げようかな……と思いました。 

mayflower81.hatenablog.com

 今回挙げるのは、自己啓発本の「ザ・定番」のD.カーネギーの『人を動かす』です。まぁこのD.カーネギーさんもアドラー心理学の影響を強く受けた方だそうなので、「なんだ、同じ系統じゃんよ」と言われてしまいそうですが、この『人を動かす』というのは決してある組織でリーダーシップをとって文字通り「人を動かしている」人でなくても、学生さんでも主婦でも誰でも読んで納得!そしてすぐに実践できる「究極の人づき合いの極意」のようなものが書かれています。ニートは知りませんがどんな人でも「(つきあいの濃淡はあれ)人と何だかんだで関わっている」のは確かですので、その人付き合いをいかに潤滑にしていくかは共通の課題かと思います。

 

 

本の中には、「盗人にも五分の理を認める」「重要感を持たせる」「誠実な関心を寄せる」「聞き手にまわる」「心からほめる」「議論をさける」「しゃべらせる」etcの項目があります。それぞれの項目がリンカーン、ディズレイリ、セオドア・ルーズベルトなどの歴代のアメリカ大統領のエピソードを出しながら説明されています。

 

 

特に大事なのは「相手をほめる」「相手の誤りを指摘したり誤りに対してうるさく口を挟まない」「相手の身に立って(これは冷えとりでも言う”他人本位”に近いですね)考える、行動する」ことにまとめられるかと思います。

 

 

とくに「ほめる」というフレーズはよく出てきます。たしかに人からほめられて嬉しくない人はいません。たとえそれが社交辞令だったりお世辞にすぎなくても。まぁ、中には「別に人から好かれなくても関係ねぇよ!!」と思っている人もいるかもしれません。

 

 

だけども「北風と太陽」のたとえではありませんが、いつまでも冷たい風を吹かせているばかりでは誰からも信用されませんし、やはりいくら時代や情報技術が進んだとはいえ人は人の関わり合いと切り離して生活することは不可能なのです。ならば、たとえ巧く表現できなくても相手をほめたり、おだてたりして、口やかましく言ったりしなければ損することもなく生きられるのではないでしょうか?「人に好かれている人」「人から信頼される人」が幸せな人生を送れるのはやはり変わりはないのです。ビジネスはおろか、友人関係、近所づきあい、恋愛、家族の人間関係にも応用できます。

 

 

特にこの方法、女性には効果的かと思います。「あれ、髪切りました?よく似合ってますよ」「今日の服装、素敵だね」「そのネイル、きれいな色だね」などなど。ほめ言葉はいくら言っても減ることはありません。むしろ、いろんな意味で「増えて返ってくる」のではないかということをこの本に教えてもらいました。

 

 

まぁ、自己啓発本というともう今はたくさん出てきてしまっていて、一体何を読んだらいいかわけがわからなくなるくらいありますが、この『人を動かす』はことさら「人との関わりあいを避けたがる」世の中にあって「むしろ読むべき本」ではないかと思います。