piantinaの日記

日本のとある教会で弾いてるオルガニストの毒にも薬にもならない戯言

メンタル、さらに悪化する。

ここのところ冷えとりの話ばかりになってきましたが、すごーく久しぶりに「カサンドラ症候群」の話をします。
というのもまたしてもぶりかえしてしまったか…という感じになってきましたので。

 

mayflower81.hatenablog.com

 とはいっても猫のももちゃん(避妊手術済みメス、1歳7ヶ月、キジトラ、神奈川県生まれ)の様子の変化について書いていたりするので、そんなに昔というわけではなさそうですが、春ごろはカサンドラ自助グループに参加した話なども書いておりますので、よろしければご参照ください。

 

 

昔の記事を読んでいただければわかるかと思いますが、夫はアスペルガー症候群(診断済み)です。そうです、いわゆる「大人の発達障害」というやつです。診断がおりたのはもちろんのこと大人になってから(というか結婚してから)ですが、おそらくアスペルガー的なものというのは義母から話を聞く限りは少年時代からあったようです。

 

 

で、ことは昨日起こりました。
先月は比較的ピアノの発表会などもあって出歩くことも多く、家事も「できるところまで」しかできていない状態でした。食事を作ったりとか洗濯物煮関してはそれなりに頑張ってやっていたわけですが、ついつい掃除をサボリがちになっていました。こんなことを言うと「だらしない」「主婦失格」「独身に戻るべき」とか言われそうですが、もともとあまり得意なものでもなく「その気」が出てきたときに頑張ってやる、という感じでした。「ああやらなくちゃな」と思ってもなかなか他の「やること」があったりしてなかなか手をつけられずに居ました。

 

 

そんなわけですから、夫が突如キレだしたわけです。まぁ、当然ですね。ただ怒るにしても向こうも向こうで少々私のやり方というのを無視した言い方ややり方でもあったので、とにかく私はめったにないことですが怒りながら掃除をしていました。掃除していたら逃げるように家から出て行きましたが。

 

 

問題は昨日だけで終わっていればそれはそれでよかったのですが、今日も冷蔵庫を開けては冷蔵庫のいらなくなったものをチェックしだし、文句をあれこれ言い始めたので半ば無理やりですが夕飯を食べてもらうことにしました。

 

 

一体彼は私の何が気に食わないのか?

 

むしろ気になりすぎるからそうやって文句を言ってきたり干渉してくるのか?

 

でも正直なところ、ほっといて欲しい。私がやるんだから、私のやり方でやらせて欲しい。

 

 

そんな思いがありました。
ハッキリ言って暇なように見えてもあれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、あれがない!買い物に行かないと!ということがあったり、なんとなく季節柄うつっぽくなったり、ちょっとパニックがでてきてしまったり(地味にこれが生活に響いていたりする)といろいろあるのです。

 

 

パニックに関してはちょっと前は車に乗っているときだけだったのが、最近は運転していても出てきたりするので(もちろん事故にならないよう、ギリギリのところで安全に注意して運転しています)、車で行かないと一気に”買い物難民”になるのです(田舎なのでネットスーパーがないのです…泣)

 

 

もちろん私は過去にパニック障害(不安障害)もうつ病も経験していますので、まさに「メンタルを病みだすと身の回りのことが思うようにできなくなってくる」というのは幾度となく体験済みです。ただ、先に書いたとおりに夫はアスペルガーでもありますので理解してくれるどころか「へ?うつ?そんなのわがままだったり打たれ弱いかなんらかの発達障害があるからなるんだよ」とか言い出すのがオチです(もちろん根底に発達障害があってうつを発症する方はいます。だけどもそうじゃなくてもなる方はいます)。

 

 

ただ、カサンドラの苦しみというのは半ば「精神的DV」に相当するようなレベルのことをされても「これだけ苦しい!」「こんなにつらい思いをしている!」と叫んだところで「いやまさかあのご主人が」と誰も聞き入れてくれなかったり、信じてくれなかったり、共感を求めているのに「嫌なら離婚すれば」と求めてもない解決方法を提示されてしまったりするところに孤独感や受け入れてもらえない感じを持ってしまうところなのではないかと思います。

 

 

……で、春に行った講演会のレジュメを再び見てみると…

 

・ストレス因をとり除く・避ける・変える
カサンドラの場合は一時的な別居、教えてパターン修正を促す

・本人の適応力を高める
ストレス因のことをよく知る
カサンドラの場合は発達障害についての知識を深める
ストレス因を共有する
カサンドラの場合は仲間と話す(自助グループに参加する)
ストレス因の受け止め方を変える
認知行動療法など見方を変える、よいところを見出す
一時的に「ストレス因をとり除く・避ける」
→旅行や趣味など

・情緒面や行動面に対する治療
一時的な薬物療法
→不眠・不安、うつへの一時的な対症療法

 

とありました。
まぁ、確かに季節は秋で、かれこれうつを発症したのも秋だったかのように思います。またメンタルクリニックに行かないとなぁ。